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GOLF

2022.02.05

意外と知らないオーバースイングを解消するバックスイング法──連載「吉田洋一郎の最新ゴルフレッスン」Vol.178【動画解説】

世界No.1のゴルフコーチ、デビッド・レッドベターの愛弟子・吉田洋一郎による、最新ゴルフレッスンコラム178回目。多くのアマチュアゴルファーを指導する吉田洋一郎コーチが、スコアも所作も洗練させるための技術と知識を伝授する。

【体と腕の同調性が崩れるとオーバースイングになりやすい】

ドライバーを飛ばすために、大きくクラブを振りかぶった「オーバースイング」になっている人を見かけることがある。高く大きなトップからクラブを振り下ろしたほうがスイングスピードは上がるが、たいていの場合、腕の力だけでクラブを振るためスイングの再現性が低くなり方向性が損なわれる。ボールをミートする確率も低くなるため、ヘッドスピードが速くなってもボールが飛ばない可能性もある。これでは、ただクラブを振り回しているだけになってしまう。

また、自分ではオーバースイングにするつもりはなくても、いつの間にか大きく振りかぶってしまっている人もいる。そのような人は仲間から指摘されたり、自分のスイングを動画や写真で見たりしない限りオーバースイングには気づけない。

多くのアマチュアゴルファーがオーバースイングになってしまうのは、体を回転させず、腕だけでクラブを持ち上げているからだ。つまり、体と腕のシンクロが崩れ、腕だけでクラブを担ぎ上げてしまう「手上げ」の状態になってしまうことがオーバースイングの原因となる。

オーバースイングを防ぐには体と腕のシンクロを高める必要があるが、クラブの使い方も重要になる。今回はクラブ軌道を改善し、体と腕の同調性を高めることでオーバースイングを解消する方法を紹介しよう。

【テークバックでクラブをインサイドに引かない】

体と腕のシンクロを高める練習として、脇にタオルを挟んだり、両肘と胸の間にボールを挟んだりして素振りやボールを打つ練習方法がある。腕と体がバラバラになってしまうとタオルやボールが落ちてしまうので、タオルやボールを落とさないように両ひじと胸でできた空間を変えないように行う練習法だ。もちろん、こうした練習もオーバースイングを解消するうえで効果的なのだが、特にボールをはさむ練習ドリルは、練習場でボールを打ちながら行うのはハードルが高い。

そこで試してほしいのが、テークバックでクラブが地面と平行になったポジションを確認する方法だ。一度、鏡の前に立ってクラブが地面と平行になったポジションを確認してみてほしい。後方から見て、クラブヘッドが手元と重なる、もしくはヘッドが外側にある状態になっていれば問題ない。だが、クラブヘッドが手元よりも内側にある場合、手や腕の動きが大きく、体と腕のシンクロが崩れた「手上げ」になっている可能性が高い。オーバースイングになっている人は、バックスイング前半で手や腕を使ってクラブを内側に引いてしまっていることが多い。スイングの始動で手や腕の運動量が多くなり、体と腕のシンクロが崩れることでオーバースイングになってしまうのだ。

クラブをインサイドに引いてしまう人は、手元に対してクラブヘッドが外側に上がるように練習してみよう。クラブ軌道を適切にすることで、手や腕の運動量を減らし、手先に頼らないバックスイングを行うことができるようになる。

最初はシャフトが地面と平行のポジションで、ヘッド3個分ほど極端にクラブヘッドを外側に上げ、上げる位置もできるだけ低くする。ヘッドを外側に上げることで手や腕の運動量を減らし、体と腕のシンクロを高めることができるようになる。

この時、あわせてフェースの向きも確認してほしい。フェースの向きはグリップタイプによって異なるが、一般的に角度は45度~60度くらいになる。クラブヘッドの位置とフェースの向きが適切になることで、手や腕の使い方が矯正され、オーバースイングになりにくい状態になる。

コースでも毎ショット前のルーティンとして、出だしのクラブ軌道を確認してみてもいいだろう。2003年のマスターズチャンピオンのマイク・ウィアーは、ボールを打つ前にテークバックでクラブを止めてクラブ軌道を確認するルーティンを行っている。ウィアーはクラブが地面と平行になるポジションよりも高いところまでクラブを上げるが、その人自身の課題に合ったオリジナルのルーティンを行ってみるといいだろう。

オーバースイングに悩んでいる人はトップの位置ばかり気にしがちだが、その前のテークバックのクラブポジションを確認してみてほしい。クラブポジションを適切にすることで、再現性の高いバランスのいいトップポジションを作ってほしい。

TEXT=吉田洋一郎

PHOTOGRAPH=小林 司

COOPERATION=取手桜が丘ゴルフクラブ

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