ジェームズ・ボンドよろしく過剰性能を乗りこなしてこそ、タフな男というもの。タフなクルマを乗りこなすことで、必然と“仕事”と“スタイル”にも余裕が生まれる。オリジン、スポーツ、マッチョ(タフネス4駆)、エンジン……。いずれも一度は乗りたい、ハードコアモデルを一挙紹介。タフな男には、タフなクルマが必要だ。
タフなクルマには理由がある
とかく世界=人生はハードな出来事に溢れている。ハードさの次元が異なるというだけで、仕事でも遊びでもそれは同じ。そして、困難をひとつひとつクリアしていくことで満足が生まれ幸福を感じるのが男の性(さが)というものだ。かの名探偵フィリップ・マーロウのセリフを思いだすまでもなく、そうでなければ男として生まれた甲斐もない。
クルマ選びもまた“タフであること”をテーマにすれば、違った世界が見えてくる。オリジン、スタイル、性能、メカ……なんだっていい。平均点でまとめるのではなく、どれかひとつを徹底的に突き詰めたモデル。そんな一点タフネス主義なモデルを買うとなればたいてい、決して容易ではない決断を要求されることだろう。それゆえ、それを乗り越えることさえできたなら、周りから羨望の眼差しを受けることになる。決断と羨望の間にあるのが、自ら獲得する幸せというものだ。
ここでは人生一度は乗りたいタフでハードなクルマたちを紹介。男が男として生きるために必要な何らかのヒントを、乗ればくれそうな素晴らしいクルマ。それぞれに違う形の未来が待っていると思えば、見てるだけでワクワクが止まらない!
CATERHAM/スーパー・セブン
変わらないから濃い! クルマの原始的スタイル
1950年代に登場した名車ロータスMk6やその後継セブンを下敷きに現在もなお生産され続けている古典的ピュアスポーツカーのカタチ。最も操ることがタフなクルマといえば皆が真っ先にその名を挙げる。見てのとおり、ボディカウルは必要最低限で車高は低く、座ったまま地面でタバコの火が消せるというのがその昔のカッコよさだった。数あるリプロダクションブランドのなかでもケータハムはその正統性と人気の両面でナンバー1のブランドだ。
Specification 1600
全長×全幅×全高:3380×1575×1115mm
エンジン:1.6ℓ直列4気筒
価格:¥6,215,000~[税込]
問い合わせ
ケータハムカーズ・ジャパン TEL:0120-371-222
JEEP/ラングラー
究極の機能美を体現、今も息づく軍用スタイル
その昔、アメリカ軍は戦地で縦横無尽に活躍するクルマの開発を自動車メーカーに求めた。そうして生まれたのがウィリスMBジープであり、戦後は民生用として世界中で活躍するようになる。それゆえジープブランドは、タフな男がタフな場所で活用するための最も有効なツールを長年にわたって造り続けてきた。往時のジープの姿を連綿と現代に伝えるモデルがラングラーだ。最新技術も採り入れて、そのタフネスぶりはいっそうの進化をみせている。
Specification ルビコン(2ドア)
全長×全幅×全高:4320×1895×1840mm
エンジン:3.6ℓV型6気筒
価格:¥5,890,000~(参考価格)[税込]
問い合わせ
ジープフリーコール TEL:0120-712-812
CADILLAC/エスカレード
押し出し最恐! 乗れば至極快適SUV
SUVというカテゴリーを生みだしたアメリカ。秀でた悪路走破性を持つ実用的なワゴンスタイルの4WDというのはその原点で、アメリカ人はそこに快適性と先進性を求め続けている。世界屈指のハイエンドブランドでありアメリカンラグジュアリーの頂点であるキャデラックもまた、タフで豪華なSUV、エスカレードを進化させてきた。欧州車に匹敵する性能を持つ5代目最新型の国内販売がついに始まった。
Specification プラチナム
全長×全幅×全高:5382×2060×1948mm
エンジン:6.2ℓV型8気筒
価格:¥14,900,000~[税込]
問い合わせ
GMジャパン・カスタマーセンター TEL:0120-711-276