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2025.03.14

三陸常磐の“海のうまいもの”と生産者の想いを届ける「UMIUMA」とは

世界三大漁場の一つでもある三陸・常磐地域の生産者や加工会社を応援するブランドサイト「UMIUMA」をご存知だろうか。そこは、この地域の魅力的な海産物、そして生産者たちの商品への想いで溢れていた。

UMIUMA

東日本大震災から丸14年。それを乗り越えた生産者たちが届けたいもの

東日本大震災を乗り越えて水産加工品を作り続ける人の想いを、海や海鮮を愛する人に届けるブランドサイト「UMIUMA」。サイト内は、こだわりの逸品を生み出す水産加工品ブランドを探すことができたり、生産者たちによる海や地域への熱い愛を語ったインタビューが掲載されていたりと、三陸・常磐地域の水産加工品の魅力を知ることができるコンテンツが盛りだくさんだ。

例えば、三陸・常磐地域の生産者や加工会社のインタビューが載っているUMIUMAジャーナルの記事を一つ紹介したい。

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岩手県の北東部、人口2500人あまりの小さな漁村で50年もの間、水産加工を続けてきた「越戸商店」。看板商品は、目利きが選んだ大粒のイクラの醤油漬けや、濃厚な旨みが詰まった生ウニ、専用工場で蒸し上げるタコ、そして村の特産品として知られるワカメなどの海藻類だ。

越戸商店が何よりもこだわっているのは、鮮度と素材。商品の主要な原料は、すべて地元産。前浜で水揚げされた魚介類は、その日のうちに自社工場で加工し、地元の味をそのまま届けることを大切にしている。春はワカメ、夏はウニ、秋は秋鮭など、(越戸商店がある)普代村は季節によってとれるものが全く違うため、さまざまな商品をラインナップしている。

UMIUMA ジャーナル 越戸商店

越戸商店の越戸優代表取締役の息女・菜摘さんは、一度は東京の大学に進学するも、わかめなどはわざわざ普代村のものを送ってもらっていたほど、旨みの強さや味が違うと言う。

今はパートナーである弘樹さんと一緒に、家業を切り盛りしているが、他の地域と同様に、普代村の漁業も漁獲量の減少や漁師の高齢化といった問題を抱えている。

「魚がとれなくなって、地元に残りたくても残れない人も増えています。水産業を盛り上げることで、地域の活性化につなげていきたいと思っています」

熟練の職人の技や多彩な設備を活かし、国内外のニーズを把握しながら付加価値の高い商品づくりに努めている越戸商店。水産物の価値や漁師の収入向上に向けて、地域を巻き込んだ活動を進めている――。

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UMIUMAジャーナルでは他にも「一夜干しといえばマルコー」と言われるほどの人気を誇るマルコー田中商店、イワシの丸干しと煮干しで知られる鎌倉商店の店主のインタビューなども掲載。

さらに「UMIUMA」からアクセスできるオンラインストア「UMIUMART」では、三陸・常磐地域の絶品海産物を直接購入することも可能。その中から、おすすめの3アイテムをピックアップして紹介する。

1.水揚げから加工まで一貫して行い、獲れたての味わいを「山神 玉雫」

「UMIUMART」でも好評な商品が「山神 玉雫」(ほたて貝柱のお刺身)だ。山神は、ほたて漁師だった創業者が当時、築地で食べた青森・むつ湾のほたての味が自分の知る味とは程遠かったことから、本当のほたての美味しさを消費者に届けたいという想いで会社を設立。

ほたての養殖・水揚げ・ 加工までを自社内で一貫して行っており、解凍の瞬間が一番ベストになるよう、保存状態も徹底管理。冷凍で届くほたての貝柱は、ゆっくり解凍することで獲れたての味わいに。わさび醤油をつけて食べると口いっぱいに甘さが広がり、歯ごたえも抜群だ。

UMIUMART「山神 玉雫」
一袋に300gも入っているので、刺身以外にもバター醤油焼きやカルパッチョなどにアレンジして味わいたい。「山神 玉雫(ほたて貝柱 お刺身)」¥3,800(税・送料込)

2.伝統製法で旨みを凝縮!「縄文干しおまかせ5品詰合せ」

福島県いわき市の小さな漁港の町で、伝統的な加工法「縄文干し」の干物を家族3人で作り続けている丸源水産食品。縄文干しという加工法は、住居内の上部など風通しの良いところに吊るして日陰で干し上げ、保存食にしていた縄文人の知恵から誕生したものだ。

原料は高級魚ブランド「常磐もの」にこだわり、刺身でも食べられるほどの鮮度が保たれた魚だけを目利き。仕入れたその日のうちに下処理をしてから、無添加の調味液に一晩漬け込み、低温で熟成させた後に干し上げている。

原料・調味・加工工程……すべてが計算された干物は、他とは一線を画すほどの旨みが凝縮。縄文干しは市場では流通しづらい雑魚や小魚もしっかりと加工することができるので、なかなかお目にかかれないレアな魚と出合えるかもしれない。

UMIUMART「縄文干しおまかせ5品詰合せ」
季節や水揚げの状況によって、店主が食べてほしい干物を厳選してお届け。「縄文干しおまかせ5品詰合せ」¥4,800(税・送料込)

3.三陸の海を一口にいただく幸福感…料理屋が作った「三陸海宝漬」

岩手県・釜石市の海鮮料理店として始まり、常連たちに「持ち帰って家族にも食べさせたい」「贈答品として大切な方に送りたい」という声を受けて、メーカーとしてもスタートした中村家。そしてメニューの中でも、最も人気だったものを商品化したのが「三陸海宝漬」だ。

蓋を開ければ、溺れそうなほどのシズル感。三陸の海を表すめかぶ、朝日に照らされキラキラと紅く輝く水面のようないくら、水面に浮かぶ小舟を表すあわび……三陸海岸の風景が一つの器の中で表現され、目でもその趣深さを味わうことができる逸品となっている。

口の中で弾けるいくらに、食感と奥深い旨みが凝縮したあわび。そこに塩気とフレッシュさがちょうどいいめかぶが絡む。あたたかいごはんにかけるだけで、釜石でしか食べられないはずの三陸海鮮丼がすぐに完成! 他の刺身との相性も良く、自分だけのオリジナル海鮮丼にアレンジも可能だ。

UMIUMART「三陸海宝漬」
塩気がちょうどよく、お酒のつまみにもぴったり。「三陸海宝漬」¥5,800(税・送料込)

生産者たちが代々培ってきた、素材や加工へのこだわり、そして商品を作り続ける努力。その思いをしっかりと伝えながら、多くの人々の元へ“海のうまいもの”を運ぶUMIUMA、そしてUMIUMART。ぜひここで、まだ食べたことのない海のお宝を発見してみては。

問い合わせ
UMIUMA https://umiuma.jp/

TEXT=ゲーテ編集部

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