MAGAZINE &
SALON MEMBERMAGAZINE &
SALON MEMBER
仕事が楽しければ
人生も愉しい

GOURMET

2021.02.20

中田英寿が厳選! 今、家飲みしたい日本酒5選

毎年10万人以上を動員する「CRAFT SAKE WEEK」などのイベントをプロデュースし、また日本酒アプリ「Sakenomy」を開発するなど、日本酒の伝道師として活躍する中田英寿さん。これまでに全国400以上の酒蔵を訪れた中田さんが、数あるなかから今おすすめの日本酒を紹介する。さらにその日本酒と合わせる逸品を、その造り手の蔵元に教えてもらった。12回連載の第1回。【中田英寿の最愛酒】

中田おすすめ日本酒

刈穂 純米大吟醸 カワセミラベル/秋田清酒(秋田県)

刈穂蔵周辺の水辺に生息する「カワセミ」。きれいな水辺にしか生息しないと言われる鳥を前面にあしらい、カワセミのようなクリアな香味とさわやかな味わいが広がる純米吟醸。蔵元のモットーは和醸良酒で、創業当時から伝わる技術を継承し、互いに支えあいながらいいお酒造りを目指す。仕込に使用する水・酒米にはこだわり、酒造好適米のほとんどは蔵人が栽培し、自社精米を行っている。

刈穂

特定名称/純米吟醸酒 原材料/米、米麹 精米歩合/50% 使用米/美山錦 アルコール度/16%

Nakata's Recommend
「秋田清酒には珍しく2つの酒蔵があります。刈穂酒造が醸す「刈穂」は、山廃などの伝統的な醸造方法で、落ち着いた香りとまろやかな味わいが特徴。もう一つの出羽鶴酒造は、蔵から10km圏内の地元の米と水だけを使用した鮮やかでモダンな「やまとしずく」も造る。この対照的なお酒も是非!」

詳細はこちら

蔵元が厳選! 刈穂と合わせたい逸品
かづのわくわくファクトリー/特選とりびあん比内地鶏炭火焼 4種セット(味噌・醤油・塩・つくね)

刈穂さかな

「秋田名物『比内地鶏』に合わせるのは、刈穂の純米吟醸「カワセミラベル」。澄み渡る土壌で醸された刈穂の純米吟醸を存分にお楽しみください」(蔵元 伊藤 洋平さん)

 

七賢 絹の味 純米大吟醸/山梨銘醸(山梨県)

潤い、瑞々しさ、爽やかさ、軽快さを感じることができる白州の名水を使用。派手さを抑えた、すっきりと爽やかな口当たりが特長で、食中酒としておすすめ。1750年(江戸寛永3年)の創業以来、地の米、人の手によってその水は瑞々しい銘酒、七賢へと生まれ変わり、飲む人の感動を醸し続ける。

中田日本酒

特定名称/純米大吟醸酒 原材料/米、米麹 精米歩合/47% 使用米/夢山水 アルコール度/15%

Nakata's Recommend
「実は山梨銘醸の杜氏は自分の韮崎高校サッカー部の後輩です。彼が醸す『七賢』のここ数年の品質向上は素晴らしく、辛口の中でもなめらかで上品なバランスのとれたお酒。特に『七賢』のスパークリング酒は全国トップクラスのスパークリングです」

詳細はこちら

蔵元が厳選! 七賢と合わせたい逸品
七賢/造り酒屋の合鴨の粕づけ

七賢さかな

「香りを控えめに造った上品な造りの日本酒は、鴨のシルキーな舌ざわりと燻製の旨味との相性がとてもよいです」(蔵元 北原対馬さん)

 

満寿泉 生 純米吟醸/桝田酒造店(富山県)

蔵元の苗字「桝田」にちなみ、縁起良く「寿」が「満」ちる「泉」と当て字し、満寿泉と命名。柔らかくふくよかな旨味、爽やかな酸味、後味のすっきりキレが特徴のバランスがいい一本。常に原点に立ち返りながら、「水と米でどこまでできるか」という命題を徹底追及し、世界に通じる酒造りを目指す。

中田日本酒

特定名称/純米吟醸酒 原材料/米、米麹 アルコール度/17%

Nakata's Recommend
「桝田酒造店の蔵元はチャレンジが好きで、日本酒味の『キットカット』やウイスキーの『シーバス・リーガル』とのプロジェクトなど、分野を超えたコラボレーションで日本酒を広めています。蔵元は目利きでもあるので、『満寿泉』は料理にもよく合います」

詳細はこちら

蔵元が厳選! 満寿泉と合わせたい逸品
つりや/ほたるいか素干し(酒粕漬け)

満寿泉さかな

「穏やかな香り、すっきりと辛口に仕上げた『満寿泉 純米吟醸』がよく合います」(蔵元 桝田隆一郎さん)

 

初亀 純米酒 岡部丸/初亀醸造(静岡県)

蔵を構える藤枝市岡部町・朝比奈エリアの誉富士を使用し、静岡の水と酵母で丁寧に醸したオール静岡の純米酒。南国フルーツを思わせる穏やかな吟醸香と、誉富士由来のふくよかな味わいを堪能できる。銘柄の初亀は『初日の出のように光輝き、亀のように末永く栄える』ことを願い命名された。

中田日本酒

特定名称/純米酒 原材料/米、米麹 精米歩合/55% 使用米/誉富士 アルコール度/15%

Nakata's Recommend
「初亀醸造は創業350年を超える静岡で最も古い酒蔵ですが、非常にモダンな作りで現在も様々なコンペで受賞しています。『初亀』は、アルザスのやや辛口白ワインを思わせる上品な果実味とキレのある後味が特徴。様々な料理に合わせて楽しめます」

詳細はこちら

蔵元が厳選! 初亀と合わせたい逸品
足平蒲鉾/足平蒲鉾

初亀さかな

「蔵から車で15分の漁港・焼津港。水揚げ高は全国屈指で、周辺には削り節や練り物など水産加工品工場が集積しています。いずれの練り製品にも素材のよさがそのままあらわれており、口に入れたときの旨味が強く、味わいに膨らみのある『初亀 純米酒 岡部丸』との相性が非常によいかと存じます」(蔵元 橋本謹嗣さん)

 

相原酒造(広島県)/大吟醸 雨後(うご)の月 真粋

「雨後の月」は、雨の後の夜空を冴えざえと照らす月をイメージした「上品、美しい、透明感」を表現した一本。 日本一と評される兵庫県特A地区 秋津産の山田錦を贅沢に35%に磨いて使用。 ひと口含めば、シルクを思わせる滑らかさ、気品を感じさせる旨味と瑞々しい香りが広がる。仕込み水は瀬戸内海国立公園・野呂山からの清らかな伏流水を使用。

中田日本酒

特定名称/大吟醸酒 原材料/米、米麹、醸造アルコール 精米歩合/35% 使用米/兵庫県秋津産の山田錦100% アルコール度/17%

Nakata's Recommend
「広島県の日本酒といえば、風味の強い酒が有名ですが、相原酒造は軽やかさと上品さを追求しています。アルコール度13の『雨後の月 特別純米』や桜の季節にぴったりの『微紅 スパークリング』は、美味しくて飲みやすく日本酒初心者にはぴったりです」

詳細はこちら

蔵元が厳選! 雨後の月と合わせたい逸品
瀬戸鉄工FOODS/十割ちっぷす 3種詰め合わせ

雨後の月さかな

「十割チップスの名前の通り、魚介の持つ味をそのまま閉じ込めたとても薄くて軽いチップス。しかし、口に含めば、突如、瀬戸内の海が出現。しみじみと味わいたいおつまみです。大吟醸 真粋は、心を解きほぐしてくれるような清らかな透明感と、深い味わいを持つお酒。愉しい組み合わせに驚いていただけます」(蔵元 相原準一郎さん)

 

蔵元が厳選! 日本酒と合わせたい逸品の一覧はこちら

TEXT=ゲーテ編集部

PICK UP

STORY 連載

MAGAZINE 最新号

2024年4月号

エクストリーム旅

表紙

最新号を見る

定期購読はこちら

MAGAZINE 最新号

2024年4月号

エクストリーム旅

仕事に遊びに一切妥協できない男たちが、人生を謳歌するためのライフスタイル誌『ゲーテ4月号』が2月24日に発売となる。簡単には経験できない、人生を変える過激な旅を総力取材。さらに旅のエキスパートたちの相棒アイテムも紹介。プロスケーター高橋大輔の貴重な撮り下ろしカットを多数掲載収録。

最新号を購入する

電子版も発売中!

定期購読はこちら

SALON MEMBER ゲーテサロン

会員登録をすると、エクスクルーシブなイベントの数々や、スペシャルなプレゼント情報へアクセスが可能に。会員の皆様に、非日常な体験ができる機会をご提供します。

SALON MEMBERになる