カウンター席、それはシェフの神業の数々を眺めながら、自身もその店の風景のひとつになれる場所。麗しいレストランの、一部になれたかのような恍惚感に、身を沈める夜もまたいい。
やりすぎない抜け感が魅力のフレンチ

フレンチの名店以外にも、渡豪経験があり、居酒屋でも研鑽を積んだ仲田シェフ。やりすぎない抜け感が魅力。
秋元 本当は教えたくない店。でもゲーテイストのためなら……。
見城 ありがとうございます。
秋元 僕の今年の第1位ですよ。
小山 え! 秋元さんがフレンチを推すって珍しくないですか?
秋元 本格フレンチというより居酒屋。シェフの仲田高広さんは『マルディグラ』『レスプリ・ミタニ』出身で、どの料理も本当に美味しい。ご飯を食べに行くというより、飲みに行く感じ。
見城 秋元、飲まないじゃん。
秋元 飲むんです、ここでは。僕と見城さん、もう20歳若かったら最高ですよ。女性と「どうするこの後。もう一軒、飲み直す?」みたいな雰囲気にさせる店。
見城 えーっ! 秋元からそんな話を聞くのは珍しいね。
小山 秋元さんテイストじゃないし、見城さんも浮くような……。
秋元 スーツもいいけど、カジュアルな格好でもいいね。カウンターの隅できれいな女性とボソボソ話していると、クリエイターやちょっとお洒落な編集者みたいでいい感じだと思う。
小山 何が美味しいんですか?
秋元 ハマグリのクラムチャウダーとか、〆の油ぞ〜めんとか。むちゃくちゃ美味しい。軽くも、ガッツリにも応えてくれます。
見城 秋元が「ボルト、ボルト」言うのがわかる気がする!

ゴボウとロニョン・ド・ヴォーの温きんぴら ¥1,800。腎臓=ロニョンをカベルネフランで炊いたきんぴらと。

ラム シャンク ブレゼ ¥2,800。赤ワインでマリネし、焼き色をつけて煮込んだラムのスネ肉。 黒胡椒に黒七味と和のスパイスを効かせて。

奄美大島の郷土料理をいりこ出汁でにゅうめん風にアレンジした別腹メニュー ¥800。あっさりと味わえる〆。スープ・ド・ポワソンを使ったカレーも人気!
BOLT
TEL:03-5579-8740
住所:東京都新宿区箪笥町27 神楽坂佐藤ビル1F
営業時間:17:00~24:00(閉店)
休み:月曜、第2・4火曜
席:カウンター9席