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2021.12.22

【McLaren × MIYAVI】“才貌”の共鳴。本能を覚醒させる、表現者の「挑戦脳」とは?

レーストラックで自らの走りを研ぎ澄ませるスーパーカーブランド、マクラーレン。そして、揺るぎないギター表現を軸足に自分だけのやり方でフィールドを拡げるサムライギタリスト、MIYAVI。両者に共通するのは、愚直なまでに己に正直にその道を駆け抜ける、いわば革新的な表現者としての姿。挑戦し続けるその原動力と、互いに共鳴し合う、その熱狂に迫る。

挑戦し続ける表現者として

フォトグラファーのシャッター音をバックビートに、MIYAVI氏が変幻自在にポーズを決めていく。そのどれもが、有り体にいえば「美しい」。それはマクラーレンの最新モデル、アルトゥーラと共鳴するかのようだ。

MIYAVI氏といえば、スラップ奏法による縦横無尽なサウンドを繰りだす、世界を股にかけるサムライギタリスト。国内外のアーティストとのコラボレーションや楽曲提供などを含む精力的な音楽活動のみならず、俳優や声優、あるいはファッションモデルやプロデュース業にいたるまで、多彩な表現活動を続けている。

「僕の人生のコアは、ギタリスト。死ぬまでギターを持ってステージで表現し続けていたい。ギターが僕を世界中に連れていってくれました。だから、同時に、ギターに恩を返していていくのもまた、僕の人生だと思っています」

ギタリストにとどまらない活動の多くは、やがてギター表現に還元されていくという。それが、MIYAVI氏の語る「ギターへの恩返し」ということなのだろう。とりわけ話題となったのは、アンジェリーナ・ジョリーがメガホンを取った映画『不屈の男 アンブロークン』でのハリウッド進出。個性的な日本人役を演じ、評価を獲得している。

「特に、俳優と音楽家は、同じ表現者ではありますがプロセスがまったく違います。音楽家が個をどれだけ深められるか。俳優や声優は、できるだけ個をニュートラルにして、他人の人生をインストールする。ある種、真逆なんですよね。なので『アンブロークン』以降、表現の幅はまったく変わったように感じます。そうした活動のなかで発見したものが、音楽の表現に深みを与え、幅を広げてくれるんです」

揺らぐことのない、ギターの「絶対領域」

ギタリストに軸足を置きつつ、自らの深さと幅を広げていくというMIYAVI氏の姿勢。ひとつのジャンルを極めるのは並大抵のことではないうえ、新しいことを始めるということは、勇気も必要となるはずだ。ましてや、これまで築いてきた音楽家としての評価にもどう影響するのか、未知数でもある。それを乗り越えていく原動力は何だろうか?

「自分に対して、常にワクワクしていたいし、ドキドキしていたい。そのワクワクやドキドキが他の人たちにも伝わればいい。それが、僕が表現者として活動するひとつのミッションだと考えています。新しいことを始めるワクワクやドキドキは、何かに満たされたと思う瞬間よりも、“生きている”と強く実感できる。もちろん、毎回ビビってますよ、“大丈夫かなって”(笑)」

空力を考慮したデザインを「マクラーレン・カーボン・ライトウェイト・アーキテクチャー(MCLA)」で表現。カーボンファイバー複合素材とアルミ合金からなるモノコックのシャーシは、軽量性と硬度、剛性を実現。新開発のV6ツインターボを電動モーターと組み合わせ、合計680psの性能を引きだした。車両価格2965万円〜

実際、MIYAVI氏のギタリスト以外の活躍は、目覚ましいものがある。Netflix映画『ケイト』では、ハードなアクションを演じる一方、日本語版の吹き替えも担当。俳優業に加えて、声優活動も精力的にこなしている。さらにeスポーツで盛り上がりを見せるオンラインゲーム「リーグ・オブ・レジェンド」をモチーフにした同じくNetflixアニメ『アーケイン』でも、音楽での参加だけでなく、声優としても参加しているのだ。

「世界中探しても、アクション映画に出演するギタリストっていないだろうなと。エリック・クラプトンだって、ジョン・メイヤーだって多分できないと思う(笑)。それがいいかどうかは別として、僕はクロスオーバーした時に起こる“ケミストリー”、そこにいつもワクワクします。僕には、ギターという絶対領域があるから、それができるんです。自分を拡張するために」

マクラーレンとの共通項とは?

撮影で相対したのは、マクラーレンのスーパーカー、アルトゥーラ。レーシングにおいて、その技術を研ぎ澄ませてきた英国ブランドの完全新設計によるハイパフォーマンス・ハイブリッド・スーパーカーだ。何より注目は、ブランドのフィロソフィーであるレーシングへの情熱をそのDNAに宿しながら、PHEVカーに仕立てたところ。

軽量化や操作性、ドライビングスピリットにおいて、妥協することなく、ミニマルでパワフルなマクラーレンスタイルに仕上がっている。

「僕には、ギターという絶対領域があって、そこでは自分にしか表現できないものがあると感じています。この絶対領域こそ、自分とマクラーレンが共鳴している部分だと思います。ともに“孤高”と表現されることがあると思うんですが、孤高であることが目的ではないんです。絶対領域を拡張していくなかで孤高になっていった、というのが正確な表現なのかな、と。“絶対領域にたどりつくまで一緒に仲良く行こうぜ”とはならないんですよね(笑)、絶対に。自分と向き合って、高めていく以外にない道のりだけに、孤高にならざるを得ない。

マクラーレンは一義的には“車両”ですが、ひとつのクリエイションともいえます。乗り物って、移動するだけならばスピードを追求する必要はないと思うんです。でも、マクラーランは違う。スピードを超えていくドキドキを共有するものなんですよ。つまりはアート。クリエイティブに生きる姿勢とその哲学を研ぎ澄ませて作られた結晶のような存在じゃないですか。

例えば、ラグジュアリーなブランドなどでも、フィロソフィーが見えてこないものもあります。そういったものには僕は全然興味がないですし、惹かれない。けれど、マクラーレンには、スピードと軽量化を突き詰める覚悟をすごく感じましたし、そのためにさまざまなものを削ぎ落としていると思います。

高価ですが、そこには理由がある。かけられているエネルギーや希少価値、そういった部分になら、気持ちよく大枚もはたけると思います。こうした孤高のものと正対すると僕自身も学ばされます」

突き詰めた先から見据える未来

「クルマというのは、未来の象徴。かつては、人類のライフスタイルを大きく変えました。人が人としてのケイパビリティ(能力)を拡張させた、人類史における大きな発明のひとつですよね。そこから、地球の未来やサステナビリティ(持続性)を考えた場合に、今はその能力を何のために、どうやって使っていくかが問われている時代だと思います。だからこそ、マクラーレンがこうしたクルマをつくった意義は大きいですね」

スピードを追求するマクラーレンが産んだPHEVという点にも話は及んだ。自身もさまざまな外野の声を受けつつも絶対領域を拡張させ続けてきたMIYAVI氏なだけに、共感する部分は多い。

「マクラーレンが、PHEVというアプローチを取ったことは、あるべき姿だと感じます。ただ一方でこれは簡単な道のりではないとも感じます。僕も含めて、これまでに培い、磨き上げてきた技術を社会にどのような形で還元するか、ということが根本から問われている時代です。その価値観がこれからの時代を生き抜く鍵になるでしょう。

もちろん、これまでに失敗もあったかもしれませんが、そうした部分もひっくるめて、正しい方向に転換できるか。これまでの自分を維持しながら新しい方向にシフトするというのは、一番大変なんですよ。普通、全部捨ててからシフトしたほうが簡単ですから。

僕が使っているギターもテレキャスターですが、その特徴が残っているのは今や形状だけ(笑)。(本来のテレキャスターにはない)アームもついているし、ピックアップは3つあるし、ひとつはハムバッカーだし(笑)。邪道といわれるかもしれませんが、これも自分の音を突き詰めて辿り着いた境地です。マクラーレンも一緒だと思うんです。彼らが目指す未来の姿が、このクルマに詰まっている」

そして、MIYAVI氏は今、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)の親善大使としてブルーのキャップを被り、ギターを携え難民キャンプを訪問している。これも今までのギタリストに見られなかった姿といえるだろう。

「ロックスターとして難民支援活動をすることで、これまで難民について興味のなかった人にも訴えることができるといいと思うし、タトゥー全開の自分だって国連の活動できるんだぜ、って。これってとってもエポックメイキングだし、大きなステートメントになると思っています。それは、ハイパフォーマンス・ハイブリッド・スーパーカーであるマクラーレンも同じ。その先に新たな絶対領域があるのだなと思います」

 

MIYAVI
ピックを使わない独自の“スラップ奏法”によるエレキギターで世界から注目を集める。ジャンルやキャリア、国境も超えたアーティストたちとコラボレーションした「サムライ・セッションズ」など、ミュージシャンとして幅広く活躍。また、俳優や声優としての活動や、プロデュース業などにも力を注ぐ一方、映画を通じて出会ったアンジェリーナ・ジョリーとの交流をきっかけに始めたUNHCRの活動で、難民支援にも参画している。MIYAVI

ジャケット¥539,000、パンツ¥180,400、ブーツ¥139,700、すべて参考価格(すべてアレキサンダー・マックイーン TEL:03-5778-0786)

 

McLaren Artura
・Body Size : Length 4539×Width 1913×Hight 1193㎜
・ Wheelbase : 2640㎜
・ Weight : 1498㎏(DIN)
・ Maximum Power : 500kW(680㎰)/7500rpm
・ Maximum Torque : 720Nm(73.4㎏m)/2250~7000rpm
・ 0→100㎞/h : 3.0sec
・ Maximum Speed : 330㎞/h
・ Price : ¥29,650,000-(tax included)

McLaren Automotive Official Site

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マクラーレン大阪
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マクラーレン福岡
〒812-0063 福岡県福岡市東区原田4-30-8
TEL:092-611-8899
fukuoka.mclaren.com

TEXT=高村将司

PHOTOGRAPH=片桐史郎(TROLLEY)

STYLING=櫻井賢之

HAIR&MAKE-UP=千絵

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