乃木坂46秋元真夏の卒業記念写真集の舞台となった「星のや富士」。グランピングは春夏がベストシーズンと思われるかもしれないが、「星のや富士」は冬の寒い時期に訪れても趣がある。紅葉がまだ残る12月初旬、自然を身近に感じながらも快適な空間で過ごせるスペシャルな滞在を体験した。
坂を上れば、非日常のスタート
今話題となっている乃木坂46秋元真夏の卒業記念写真集『振り返れば、乃木坂』。そのロケ地にもなったのが、「星のや富士」だ。写真集ではグランピングや森の中での森林浴を楽しんでいる秋元さんの姿が印象的だが、それもそのはず。日本初のグランピングリゾートである「星のや富士」では、河口湖を臨む丘の上の、約6haという広大な森の中に滞在することができるのだ。
レセプションに到着すると、壁一面にかかったリュックのなかからお気に入りの色をセレクトできる。中には、この滞在で使うことのできるグランピングアイテムが。その後、「星のや富士」のクルマで急勾配の坂道を上って、クラウドテラスへ。非日常のスタートに胸の高まりが抑えられない。
さまざまなカラーと形のリュックは、滞在中のマストアイテム。コーディネートに合わせて選ぶのも楽しい。
チェックインを済ませたら、まずはライブラリーカフェでほっと一息。薪ストーブから聞こえる、パチパチと薪がはぜる音とともに、ドリンクを楽しめる。ライブラリーには、森やキャンプにまつわる本がたくさんあり、グランピング欲を掻き立ててくれる。
図鑑から紀行文、小説まで、幅広いラインナップ。
テラスのこたつで自然の音を楽しむ
訪れた日は、あいにくの雨。晴れていたら焚火ラウンジでのんびりしてみたかった！ と思いながらも、宿泊するキャビンへと向かう。キャビンの中は12月の寒さを感じさせない床暖房で、ぬくぬくと快適に過ごすことができた。
シンプルなキャビンは使い勝手抜群。バスルームも河口湖ビューだった。
何よりも心惹かれたのは、テラスに設置されたこたつ！ 河口湖を眺めながら、こたつに入ると、露天風呂に入っているような心地よさを感じることができた。外は寒いはずなのに、不思議と寒くないのだ。こたつにもぐりこみ、雨音を聞きながら、お部屋にあった「キャビンブレンド」のコーヒーを楽しむ。都会の喧騒から離れた森の中で過ごす、贅沢なひと時。
お気に入りのこたつ。うたたねしてしまうほど暖かく、心地よい。
ディナーはフォレストキッチンで狩猟肉料理！
夜も引き続き小雨がぱらついていたが、さすがは星のやのおもてなし。タープを張って、焚火を起こしてくれた。夜ごはんはグランピングマスターと一緒に焚火で調理したお肉を中心とした「狩猟肉ディナー」を堪能。そうそう、星のや富士で働く皆さんはグランピングマスターとして、様々な体験をサポートしてくれる。インドア派でキャンプの経験があまりない人も安心だ。
食事が済んだら、しばらく焚火を眺めて過ごす。静かな夜の森の中で焚火の揺らめきを眺めていると、森の中に溶け込んでいきそうだった。
森林浴で日ごろの疲れをデトックス
雨上がりの朝、テラスに出て霧ですっぽりと覆われた河口湖を眺めていると、少しずつ霧が流れて、湖の様子が見えてくる。刻一刻と姿を変える壮大な景色は、ずっと見ていられるほど。朝食は、クラウドテラスでスープとグリルサンドイッチをいただく。
特製のグリルサンドイッチは、クラウドキッチンのグリルで焼かれたもの。
雨が上がった森にはハンモックがつるされていたり、デッキにかわいらしいベンチが出ていたりと、森林浴を楽しむヒントがたくさん。少し湿ったすがすがしい空気をたっぷり吸いこむと、日ごろの疲れをデトックスできたような気がした。
木漏れ日デッキでは朝の光を浴びながらリフレッシュ。森の中につるされたハンモックでのんびりと過ごすのもおすすめ。
森の中でのんびりとリラックスして過ごした二日間。また違う季節にも、星のや富士を訪れてみたい。
■星のや富士で撮影された『振り返れば、乃木坂』のカットはコチラ！！！
星のや富士
住所:山梨県南都留郡富士河口湖町大石 1408
TEL:050-3134-8091(星のや総合予約)
客室数:40室
料金:1泊¥101,000～（1室あたり・税、サービス料込み・食事別）
