ブームの再燃以来、人気も価値も下がる気配を一向にみせないヴィンテージ。今回はベストジーニスト賞殿堂入りを果たしているKis-My-Ft2メンバーの藤ヶ谷太輔とともに至高のヴィンテージレザージャケットを紹介し、達人たちを魅了する理由を、改めて確認してみたい。
Tシャツに羽織るだけでその実力は一目瞭然
フリンジつきのシングルライダーズは、英国のロッカーズ御用達のレザーブランド・マスコットのʼ70年代中期のモデル。ピンバッジやワッペンでカスタマイズしたユニークなルックスはもちろんのこと、’50年代のUSアーミーのチノパンにもしっくりなじむコンディションのよさに脱帽したくなる1着でもある。インに合わせたTシャツの胸元にはユニオンジャック。ブリティッシュヴィンテージへの思いを馳せたい。
ジャケット〈参考商品〉、Tシャツ¥7,150（ともにルイスレザーズ ジャパン TEL:03-6438-9215） パンツ¥22,000（スパイク TEL:03-6407-0123） その他本人私物
ヴィンテージレザーの魅力はアウターで存分に堪能
60年以上も愛され続ける永遠のマスターピース
ʼ58年の誕生以来、多くのロックスターに愛され、永遠のスタンダードモデルと称されるルイズレザーズ No.391 ライトニング。写真は’70年代初期の希少なモデル。よくみると、左ポケットのボールチェーンが取れた部分にガソリンメーカーのキャラクター・エッソボーイのマスコットが。バイカー御用達のレザージャケットであることがわかるチャーミングなディテールだ。〈参考商品〉（ルイスレザーズ ジャパン TEL:03-6438-9215）
ʼ70年代の空気を今に感じるスーパーブロンクス
ʼ70年代中期のNo.386 スーパーブロンクスは、ライトニングに先行してリリースされたブリティッシュモーターサイクルジャケットの名品・ブロンクスのスペシャルバージョン。ネイビーのレザー。袖の星つきホワイトライン、さらに右腕には伝説のモーターサイクルクラブ「59クラブ」のワッペンつきと、オーナーのこだわりと美意識の高さがうかがえる希少な逸品。〈参考商品〉（ルイスレザーズ ジャパン TEL:03-6438-9215）
フライトジャケットの元祖G-1のʼ50年代モデル
アメリカ海軍航空隊によって開発され、同陸軍航空隊によるA-2ジャケットと並んで評されることの多いG-1ジャケット。映画『トップガン』の主人公が着用したことでファッションアイテムとしても流行したフライトジャケットの、ʼ50年代のヴィンテージ。寒冷地仕様なので襟にはボアつきで、ポケットはボタンフライになっているのも特徴だ。シルエットも何周かめぐって今風に。¥65,780（スパイク TEL:03-6407-0123）
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Taisuke Fujigaya
1987年神奈川県生まれ。2011年に男性アイドルグループKis-My-Ft2のメンバーとしてデビュー。以後、TV番組、広告などに多数出演するほか」俳優としてドラマ、映画、舞台で活躍。無類のファッション好きを公言しており、情報収集も欠かさない。9月には主演舞台『野鴨-Vildanden-』にて、4年ぶりのストリートプレイを披露する。
