時計のプロが選ぶ「10年間使えて仕事で得する腕時計」 #1 雑誌「ゲーテ」編集長 二本柳陵介

決して安い買い物ではない高級時計。だからこそ費用対効果を求めてしまう。流行り廃りに流されずに10年間、否、それ以上の活躍をしてくれ、結果的にビジネス上でなんらかの"得"を与えてくれれば、十分すぎる効果といえるだろう。時計を長年見続けている"目利き"7名が、お薦めの3本を厳選した。


「スーツにもカジュアルにもハマる、航空時計の名品」

IWC
パイロット・ウォッチ・クロノグラフ
スイスのドイツ語圏シャフハウゼンに拠点を構える、質実剛健な名門が誇るシンプルウォッチ。「名作が多いなか、『パイロット・ウォッチ』がイチ押し。軍用時計として培われた視認性の高さは、ビジネス使いにも有用。スーツにもカジュアルにもハマります。クロノグラフは、男子が萌える"乗り物好き、空好き"を刺激。わたし調べです(笑)、女子ウケもいいんですよ」

自動巻き、SSケース、径43mm。¥590,000(IWC TEL:0120-05-1868)


「ダッドな時計で渋さを演出できる」

GIRARD-PERREGAUX
ヴィンテージ 1945 デイト&スモールセコンド
「若い人にもぜひ知っておいてほしいスイス高級時計ブランドのひとつ」と、日本とも関わりが深く、時計界でも一目置かれるマニュファクチュールの角形をプッシュ。「アール・デコ調のおじさん風デザイン&シルバー文字盤は、昨今流行中の"ダッド・ファッション"にもハマる渋さ。腕に沿って湾曲したサイドラインもエレガントです」

自動巻き、SSケース、縦33.3×横32.46mm。¥1,030,000(ソーウインド・ジャパン TEL:03-5211-1791)


「無骨でシックなハイスペックなウォッチ」

TRUME
Sコレクション TR-MB7006
「日本の技術力が結集したハイスペックウォッチ」と太鼓判を押すのが、日本時計界の勢力図を塗り替えたGPSウォッチ、トゥルームだ。なかでもSコレクションを推奨。「大空への憧れを無骨にデザインしている点が魅力。インジケーターを含め、全体をモノトーンでまとめている点にもさり気ないエレガンスが感じられます」

クオーツ、Tiケース、縦57.2×横46.3mm。¥250,000(トゥルームお客様相談室 TEL:050-3155-8280)


Ryosuke Nihonyanagi
本誌や雑誌「ゲーテ」等の編集長。"時計は人を現す"をモットーに、スイス等で時計関連の取材を続ける。長谷部誠選手の著書『心を整える。』など、ベストセラーも手がける。担当最新刊は、川島永嗣選手の『耐心力』。


Text=高村将司