【ティソ】いい大人が知るべき超人気時計ブランドの最新カルテ⑰

高級時計とひと口に言っても、哲学や表現される世界観は千差万別。この世にあるメーカーをすべて把握するのは骨だろう。 そこで、高級時計をはじめて手に取るビギナーに向けて、編集部が20ブランドを厳選。 ブランドごとに「仕事で得する」お薦めモデルを厳選し、解説を添えた。 はたしてヤングエグゼクティブの腕元には、どんな時計が似合うのか。 まずは、このカルテから理解を深めて、自分にフィットする1本を選ばれたい。第17回は、ティソ。


自由な発想の革新ウォッチをつけるなら

創業165年の老舗。固定観念にとらわれない独創的なウォッチメイキングは昔から変わらない。黎明期にロシア王朝との関わりから生まれた通称「バナナ・ウォッチ」は、長いレクタンギュラーケースを手首に添わせるためにカーブさせた工夫がその名の由来。

その後も世界に先駆けて、耐磁性リストウォッチや24都市表示のワールドタイマーなどを発表し、注目を浴びた。'70年代以降は、クオーツウォッチ製造にも積極的で、タッチパネル式の「Tタッチ」などでも腕をふるってきた。

最近では、80時間のパワーリザーブを持つ「パワーマティック80」の共同開発で高CPのグッドウォッチが時計界を賑わせている。「革新」を手軽に纏うならティソを推奨したい。

TISSOT[ティソ]
[創業年] 1853年
[創業者] シャルル=フェリシアン・ティソ 、
シャルル=エミール・ティソ
[創業地] スイス/ル・ロックル
[CEO] フランソワ・ティボー
[アンバサダー] トニー・パーカー、マルク・マルケスなど
[トリビア] ’80年代は、木や石などの自然素材をケースに採用した画期的な歴史も。


ティソ ヘリテージ バナナ
1916年に誕生した、「バナナ・ウォッチ」の愛称を持つレクタンギュラーウォッチ。20世紀初頭のアール・ヌーボーを彷彿させる曲線を多用したケースやダイヤルのデザインがクラシカルさを強調。今年のモデルは日本限定品。ホワイトダイヤルとSSケースのコンビはビジネスにも合う。

クオーツ、SSケース、縦49×横27mm。¥43,000


ティソ シースター 1000 オートマティック 日本スペシャルモデル
早くも1938年よりねじ込み式密閉構造を採用したティソ。そのイノベーションこそ、オリジナルの「ティソ シースター」を生みだした源泉だ。そうしたティソの技術が進化を遂げて、1000フィート=300m防水を備えた本格機械式ダイバーズが登場した。キャンバスストラップは日本限定モデル。

自動巻き、SSケース、径43mm。¥80,000


ティソ シュマン・デ・トゥレル オートマティック
ティソの原点となる工房前の道の名前を冠したシンプルウォッチ。ティソが世界に誇る80時間の長時間駆動を誇るムーブメント「パワーマティック80」を搭載する。創立165周年を迎えて新顔が加わった。光を受けて表情を変える深遠なブルーが、ダイヤルのサンレイ装飾と相まって魅力を倍増。

自動巻き、SSケース、径42mm。¥83,000


ティソ ヘリテージ 2018
1943年に存在したスモールセコンドウォッチに着想を得て、現代の技術で再構築された本モデル。当時のロゴ使いやリーフ型の針と独特な形状の秒針、現代の技術で立体的にした“ボックス型”の風防がクラシカルな雰囲気をいっそう高める。使うほどになじむレザーストラップも雰囲気がいい。

手巻き、SSケース、径42mm。¥110,000


問い合わせ
スウォッチ グループ ジャパン TEL 03-6254-7361


Text=髙村将司 Illustration=ソリマチアキラ Edit=増山直樹