精緻なトゥールビヨン機構を細部まで楽しめるコルムの最新腕時計とは?

ドーム型の風防で人気のコルムのコレクション「バブル」から新作が登場。同コレクション初となるトゥールビヨン搭載モデルだ。 


アイコニックなドーム風防の最新形

今から18年前、まるで拡大鏡のような分厚いサファイアクリスタルのドームを載せた時計は異端と呼ぶ他なかった。その形状からバブルと名づけられたことは自明だろう。だがしかしデザイナーであり、ブランドの前オーナーの故サヴァリン・ワンダーマン氏はさらに深遠な思いを込めたのかもしれない。

"芸術は醜いものを生みだすが、しばしばそれは時とともに美しくなる"。ワンダーマン氏がこよなく愛し、世界一のコレクターとして美術館を開設するまでに到ったジャン・コクトーの言葉だ。時計こそ芸術。その情熱は受け継がれ、新作ではトゥールビヨンに結びつき、美しき青き瞳を思わせる。そしてコクトーは言葉をこう締め括った。"一方、流行は美しいものを生みだすが、それは常に時とともに醜くなる"と。

「バブル 47 スウッシュ」自動巻き、チタンケース、径47mm、ラバーストラップ。¥9,800,000(コルム/GMインターナショナルTEL:03・5828・9080)


バブルの奥に広がる精緻
中央にトゥールビヨンケージを備え、ふたつの三角の針が時分を差す。8 mm厚の風防がレンズとなり、精緻なトゥールビヨン機構を細部まで楽しめる。


Direction=島田 明 Text=柴田 充 Photograph=隈田一郎 Styling=久保コウヘイ