【モンブラン】暗雲を吹き飛ばすような意欲的新作ウォッチ㉔

新型コロナウイルスにより、新作発表会が中止や延期を余儀なくされたウォッチシーン。一体新作はどうなるのか!? しかし心配ご無用。主要ブランドからは、新作情報が続々と届いている。そんな中から、新鮮な驚きや価格以上の満足感が味わえる“活きのいい”モデルを厳選した!

ミネルバの伝説を受け継ぐ注目のコレクション

高級筆記具を中心に、今では幅広い高級商材を取り扱うラグジュアリーブランドへ成長したモンブラン。1997年から製造がスタートした腕時計は、本格的な機械式時計からスマートウォッチまで網羅している。

「ヘリテイジ プロダクト ライン」の2020年の新作は、ヴィンテージテイストのデザインと独特のカラーリングが発表以来、話題を集めている。

コレクションの根幹を支えているのが、今はなき伝説のブランド、ミネルバである。

1856年にスイスのジュウ渓谷のヴィルレーで創業したミネルバは、ムーブメントを製造するエボーシュメーカー、または自社の名を冠した腕時計を製造するマニュファクチュールとして、スイス時計業界で一目を置かれていた知る人ぞ知るブランド。クロノグラフ専用ムーブメントの開発には定評があり、今ではモンブランの傘下で時計製造全般を担っている。

ミネルバが残した遺産を現代的にアレンジした注目のクロノグラフを紹介しよう。

上品な雰囲気を醸し出すクロノグラフ

「モンブラン ヘリテイジ マニュファクチュール パルソグラフ リミテッドエディション100」は、かつて医師が患者の心拍数測定に使用していた「ドクターウォッチ」と呼ばれる時計から着想を得たクロノグラフだ。

クロノグラフの黄金時代のデザインコードを現代的に昇華したセンスは特筆すべきものがある。

モダンであることにこだわったヴィンテージの再解釈によるクロノグラフ。手巻き、18Kローズゴールドケース、径40mm径、36,000€(時価)   

この時計の機能を司るCal.MB M13.21は、コラムホイールなどを採用した高級機仕様のクロノグラフ専用ムーブメント。ローズゴールド仕上げのプレートとブリッジ、伝統を守るロービートを刻む1万8000回/時の振動数、ミネルバが1912年に特許を取得したV字型のクロノグラフブリッジなどが、主な特徴として挙がる。

心臓部を支えるCal.MB M13.21。仕上げのレベルからもムーブメントの質の高さを確認することができる。 

ブラウンを基調にした柔らかな色使いは、18金ローズゴールドのケース、スモークタバコブラウンのダイヤル、リシュモン ブレテリア社のアリゲータ ストラップなどの上質な素材のハーモニーから生まれる。

落ち着いた雰囲気の40mm径のクロノグラフは、これからの季節の装いでその真価を発揮するに違いない。

問い合わせ
モンブラン コンタクトセンター TEL:0120₋99₋8291

Text=戸叶庸之