バーテンダーらしく手元を彩る腕時計5選【職業別最強腕時計のススメ②】

多種多様な腕時計の中から、職種ごとに親和性のあるモデルをチョイス。つまりは、そのキャラクターを語るうえでの代名詞となるような特徴を備えた腕時計にフォーカスを当てていく。第2回は、常に手元に視線を集めるバーテンダーの場合。


アーティスティックなデザインで人目を引く腕時計

腕時計は、単に時刻を知らせる計器ではない。わずか数センチ四方のなかで主張するデザインもまた見どころの一つだ。シェイカーを振り、グラスを差し伸べるバーテンダーの腕時計には、その所作同様の華やかさが求められるはず。


CAMPANOLA
エコ・ドライブ リングソーラー 紺瑠璃

光発電エコ・ドライブ、SSケース、径41mm。¥280,000(シチズンお客様時計相談室 TEL 0120-78-4807)

コンセプトは「時を愉しむ、日常を愉しむ、個性を愉しむ」。2000年デビューの「カンパノラ」は、独創的なデザインで腕時計の価値を高めている。今作は宇宙の壮大な風景を文字盤上に表現。クリーンなSSケースは、それを望む近未来的な宇宙船を模している。6時位置のサブダイヤルを窓に見立て、そこから覗く宇宙空間は日本の伝統工芸である漆で描かれた。そんな匠の技もまた、バーテンダーの繊細なテクニックと相通じる。


CUERVO Y SOBRINOS
プロミネンテ ソロ テンポ

自動巻き、SSケース、縦52mm×横33.75mm。¥430,000[予価](ムラキ TEL 03-3273-0321)

アール・デコの意匠に触発されたレクタンギュラーケース。そこにアクセントを加えるのが、モデル名の「プロミネンテ」の由来となったキューバ製シガー、そしてラムの香りだ。楕円状になった時分針は、葉巻の原料となる葉の形がモチーフ。そして深みあるブラウンカラーでキューバのラム酒の色を表している。「スイスのハートにキューバのスピリットを持つ」、そう称されるブランドらしい逸品だ。


HUBLOT
アエロ・フュージョン クロノグラフ オーリンスキー チタニウム

自動巻き、チタンケース、径45mm。9月発売予定。日本限定100本。¥1,940,000[予価](ウブロ TEL 03-5635-7055)

ホワイトケース、ベゼル、プッシュボタンや針にいたるまでファセット(切子加工)が施され、見る角度や光の反射によって印象を変える。フランス人現代アーティスト、リチャード・オーリンスキーとの個性的なコラボコレクションに、日本限定のホワイトモデルが加わった。裏面にラバーを張り合わせたアリゲーターストラップだけでなく、スケルトンダイヤルの一部パーツにもホワイトカラーを採用。爽やかかつアイコニックな美観で物欲をくすぐる。


ROLEX
チェリーニ デュアルタイム

自動巻き、エバーローズゴールドケース、径39mm。¥1,850,000(日本ロレックス TEL 03-3216-5671)

ルネサンス期の芸術家ベンベヌト・チェリーニの名を冠し、同時代のクラシシズムを受け継ぐコレクションの1つ。2014年登場の今モデルは、高純度な18カラットゴールドを使ってエレガントなラウンドケースを形作り、ギョーシェダイヤルの周囲をドーム&フルーテッドのダブルベゼルで飾る。ブラック&ローズゴールドのコンビネーションで煌びやかな夜を暗示させるこのデュアルタイムは、6時位置のサブダイヤルでセカンドタイムゾーンを表示。太陽と月で昼夜を示すサブダイヤル9時位置の小窓など細かな芸も光る。


TISSOT
ティソ ヘリテージ バナナ

クオーツ、SSケース、縦49mm×横27mm。¥43,000(ティソ TEL 03-6254-7361)

100年以上前に誕生しながら、いまだ新鮮。柔らかな曲線を描くレクタンギュラーケースと躍動感のあるインデックス、流れるようなラインのスペード針、それらが伝えるのは大自然さながらの「調和の美」だ。そこにネイビーとホワイトでシャープさを増したこちらは、日本限定モデルとして登場している。スイスブランドの不朽の名作にアンダー5万円で手が届く、実にスペシャルだ。


Text=増山直樹 Illustration=竹田匡志