腕時計はGOLDを極めよ! 今なぜゴールドウォッチなのか?

クレオパトラの時代から高級素材の頂点に君臨してきたゴールド。王侯貴族の装身具に用いられ、貨幣となり、富と権力の象徴に。その普遍的な価値は、現在にいたるまで揺るぎない。そんなオーラを纏ったゴールドウォッチを極めるためには、どんなモデルを選ぶべきか? 大人の貫禄や色気が醸しだせる‟ゴールド攻略法‟を今こそ取り入れよ。


知的な大人の雰囲気を演出

ゴ ールドウォッチの価値とは? 神戸の老舗時計専門店カミネ代表取締役社長の上根 亨氏はこう指摘する。

「世代を超えて継承される普遍性や、身につける金属としての相性など、歴史的に人類が最も好む高級素材がゴールドです。金地金の価格は上がっていますが、ゴールドウォッチの価値は、それとは切り離して考えるべき。ブランドのなかでもハイクラスな存在にゴールドウォッチは位置づけられているので、自然と差別化がなされます」

フォーマルな着こなしで、ゴールドウォッチの放つオーラが格別なのは言うまでもない。

「ダークスーツやタキシードの袖から革ベルトのゴールドウォッチがチラッと覗くと、スノッブでセクシーな高級感や、知的な大人の雰囲気までも演出できます」

しかし昔は、ゴールドウォッチのブレスレットなど周囲を圧するほどの存在感ゆえに、これ見よがしで下品なイメージを抱く向きもあった。

「そんなアクの強さを逆にオーラのある雰囲気で、堂々と上手にコーディネイトされる方が増えてきました。成功していて、年齢を重ねながらフィジカルも鍛えているアクティブなイメージの方が、シンプルなファッションにゴールドウォッチでキメると、全身からオーラが立ち上るような雰囲気を感じます」

銀座に本店を構える老舗時計店、日新堂 特命担当/部長の鶴田泰正氏も、同意見だ。

「20年ほど前にピンクゴールドが登場以降、年齢相応の嫌味のないゴールドウォッチを身につける方が増えてきました。ビジネスではゴールドを敬遠しても、私服でつければゆとりや深みが感じられる。Tシャツとデニムにゴールドウォッチを合わせるだけで、十分に大人の貫禄や色気が醸しだせると思います」

ゴールドウォッチのパワーに臆すことなく、自分を磨き、普段から接することが、その"攻略"の鍵となりそうだ。

BREGUET マリーン5517

「マリーン」の名のとおり、海洋スピリットを表現したモデル。ダイヤル中央には波を思わせるギヨシェ彫りを施し、秒針のエンド部分には海洋信号旗で用いられるBのイニシャルデザインをあしらった。ローズゴールドの甘い色みが、シーサイドのプレステージ感を高揚させる。

自動巻き、18Kローズゴールドケース、径40mm、¥3,100,000(ブレゲ ブティック銀座 TEL:03-6254-7211)


Edit & Text=髙村将司 Text=まつあみ 靖、篠田哲生 Photograph=藤本憲一郎(A.K.A.) Styling=遠藤慎也