【モーリス・ラクロア】いい大人が知るべき超人気時計ブランドの最新カルテ⑱

高級時計とひと口に言っても、哲学や表現される世界観は千差万別。この世にあるメーカーをすべて把握するのは骨だろう。 そこで、高級時計をはじめて手に取るビギナーに向けて、編集部が20ブランドを厳選。 ブランドごとに「仕事で得する」お薦めモデルを厳選し、解説を添えた。 はたしてヤングエグゼクティブの腕元には、どんな時計が似合うのか。 まずは、このカルテから理解を深めて、自分にフィットする1本を選ばれたい。第18回は、モーリス・ラクロア。


ケースもムーブも内製する中堅の実力派

スイス時計界においては若い部類に属するモーリス・ラクロアだが、創立40年を超えており、その実力からすでに名門と呼んでいいだろう。

2006年に発表した自社製ムーブメントによって、いわゆる「マニュファクチュール」の仲間入りを果たした。その後も自社製キャリバーを搭載するコレクション「マスターピース」においては、機能性とデザインが両立している文字どおりの「傑作」を多く輩出。同時に、自社製造されるケースのクオリティも時計界で一目置かれている。

その魅力が存分につまっているのが、2016年に登場した「アイコン」シリーズだ。エッジの立ったスポーティなデザインが人気を呼び、今なおラインナップを拡充している。

MAURICE LACROIX[ モーリス・ラクロア]
[創業年] 1975年
[創業者] デスコ・ド・シュルテス
[創業地] スイス/セイネレジェ
[CEO] ステファン・ウェザー
[アンバサダー] 笠原将弘、ジョー・ジョナスなど
[トリビア]「 アイコン」の祖となっているモデルの名は「カリプソ」だ。


アイコン オートマティック
2016年、往年のモデル「カリプソ」を復刻し、クオーツウォッチとして登場した「アイコン」に今年、自動巻きモデルが仲間入り。サテンとポリッシュで仕上げられたシャープなケースと同様、5連のブレスレットも美しく磨かれ、そのクオリティの高さが見て取れる。立体的なフォルムからは、風格さえ漂ってくる。

自動巻き、SSケース、経42㎜。¥195,000


アイコン オートマティック スケルトン
これまでも多くのスケルトンモデルを生みだしてきたブランドの実力を、本作でもいかんなく発揮。こちらの自社製キャリバー、ML214においては、精度を保つべく構造を残して大胆に薄肉化。スタイリッシュなオープンワークに。グッドデザインが、新定番「アイコン」で楽しめるのもファンには嬉しい限りだろう。

自動巻き、SSケース、径45mm。¥630,000


アイコン オートマティック クロノグラフ
ラインナップを拡充した「アイコン」に機械式クロノグラフも加わった。ダイヤル外周のフランジとサブダイヤルは、クルドパリ仕上げのメインダイヤルとのコントラストを形成、仕上げの上質さがうかがえる。クロノグラフでケース厚が15mmと薄型なのもビジネスでの着用にふさわしい。質感の高いSSブレスがお薦めだ。

自動巻き、SSケース、径44mm。¥280,000


マスターピース カレンダー レトログラード
ブランドを牽引する「マスターピース」コレクションに新しく加わったのが、レトログラード表示のカレンダーモデル。サブダイヤルごとに異なる仕上げの個性的な顔立ちが、モーリス・ラクロアらしい。搭載する自社製自動巻きムーブメントにも、コート・ド・ジュネーブ装飾やポリッシュ加工など最上級の仕上げが施されている。

自動巻き、SSケース、径43mm。¥500,000


問い合わせ
DKSH ジャパン TEL 03-5441-4515

Text=髙村将司 Illustration=ソリマチアキラ Edit=増山直樹