【ゼニス】いい大人が知るべき超人気時計ブランドの最新カルテ⑦

高級時計とひと口に言っても、哲学や表現される世界観は千差万別。この世にあるメーカーをすべて把握するのは骨だろう。 そこで、高級時計をはじめて手に取るビギナーに向けて、編集部が20ブランドを厳選。 ブランドごとに「仕事で得する」お薦めモデルを厳選し、解説を添えた。 はたしてヤングエグゼクティブの腕元には、どんな時計が似合うのか。 まずは、このカルテから理解を深めて、自分にフィットする1本を選ばれたい。第7回は、ゼニス。


信頼性の高い“元祖マニュファクチュール”

ゼニスといえば、「エル・プリメロ」と銘打たれた自社製一体型クロノグラフムーブメントの製造で知られるマニュファクチュール。

1969年の開発当時から変わらぬ、10振動のハイビートで10分の1秒まで計測可能という高性能で一目置かれている。

時代を遡さかのぼれば、各パートが分業制による時計作りを行っていた草創期、それらを集合させてひとつ屋根の下で製造するマニュファクチュールという体制を初めて採用した点でも先進的だ。

昨年は、アーカイブに範を取りつつ、モダンデザインに仕上げた話題作「デファイ」に、テンプもひげゼンマイもない独自システムを搭載した「デファイ ラボ」を限定本数で登場させるなど、目を見張る技術で時計界を牽引している。

ZENITH[ゼニス]
[創業年] 1865年
[創業者] ジョルジュ・ファーブル=ジャコ
[創業地] スイス/ル・ロックル
[CEO] ジュリアン・トルナーレ
[アンバサダー] 上原浩治、小平智など
[トリビア] 人類初となる成層圏からの自然落下を経験した時計もゼニス製。


ゼニス デファイ エル・プリメロ21 ブルー
1/100秒を計測可能という秒間100振動を実現した進化型「エル・プリメロ9004」を、最新モデル「デファイ」に搭載。オープンワークにより、その先進性をビジュアライズしている。クロノグラフ針が1秒間で1回転し、100までの目盛りを持つインナーベゼルでその計測を表示する。

自動巻き、Tiケース、径44mm。¥1,280,000


デファイ クラシック
切り立ったエッジを持ち、ブラッシュとポリッシュで仕上げ分けられた「デファイ」ケースの形状的な魅力が堪能できるシンプルな中3針モデル。搭載されるのはブランドを代表する薄型の3針ムーブメント「エリート」の最新型。控えめながら個性的、“能ある鷹は爪を隠す”ごとき1本だ。

自動巻き、Tiケース、径41mm。¥740,000


パイロット クロノメトロ TIPO-CP2 フライバック
歴史ある老舗は、往々にしてミリタリーウォッチでも名を馳せる。理由は命を預ける時計は、高性能でなくてはならないから。「パイロット」の商標を持つゼニスもまさしくそう。ビンテージ界でも人気の通称「カイレリ」モデルを現代の技術で復刻。ブロンズケースで味わい深く仕上げている。

自動巻き、ブロンズケース、径43mm。¥910,000


パイロット タイプ20 エクストラ スペシャル
40mm径と小ぶりになった人気モデル「パイロット タイプ20」が、経年変化を楽しめるブロンズケースを纏って登場。ビジネス服のアクセントとなりうるサイズ感が嬉しい。ブロンズとマットブルーからなる個性的なカラーリングがハイセンス。これなら、オンでもオフでも活躍しそう。

自動巻き、ブロンズケース、径40mm。¥640,000


問い合わせ
ゼニス ブティック銀座 TEL 03-5524-6420


Text=髙村将司 Illustration=ソリマチアキラ Edit=増山直樹