建築家 ル・コルビュジエにインスパイアされたオリスの復刻腕時計

スイスで1904年に創業以来100年以上にわたって一貫して機械式時計だけを作り続けるオリス。今年1月には日本法人の「オリスジャパン」を設立、 ブランドの象徴であるビッグクラウンを復刻した新作「ビッグクラウン ポインターデイト」を8月より販売開始。その記念すべき腕時計のデザインには、伝説の建築家の精神が宿っていた。


誕生80年を記念した復刻モデルが登場!

スイスのワルデンブルク渓谷に本社を構える独立系企業、オリス。大型グループ経営が当たり前となっている現代の時計業界において、1世紀以上もの間、自社だけで一貫して機械式時計を作り続け、独自の道を歩む同社は異質な存在である。

今年1月には、グローバルビジネスの新たな拠点としてスイス本国直轄となる日本法人を立ち上げ、より精力的に日本市場に参入。今月には、オリスの象徴である「ビッグクラウン」の誕生80年を記念した復刻モデルの国内販売をスタートさせた。

復刻モデル「ビッグクラウン ポインターデイト」の最大の特徴は、伝統とモダンを兼ね備えたデザインにある。コインベゼル、ポインターデイト、そしてビッグクラウンといったこれまでの特徴はそのままに、ややスリムなシルエットに変貌させて現代的な要素もしっかりと取り入れた。コンテンポラリーな色遣いは、同社プロダクトデザインエンジニアのルカス・ビュルマン氏が、建築家ル・コルビュジエの伝説的な名著『Polychromie Architecturale』に触発されて生まれたものだ。

この時計をデザインしたビュルマン氏は「目指したのは、基本的なDNAを残しつつ、モダンなスタイルを取り入れることでした。ややスリムなシルエットに変え、細めのラグを採用し、リューズのデザインも見直しました。見た目も着け心地もやや軽めで、現代的なものになっていますが、特徴の多くがそのまま残されています」と語る。ぞして、コルビュジエの精神にインスパイアされた色遣いについては「この色彩が、新しいスリムなケースと組み合わさることで、とてもモダンな時計に仕上がっています」と胸を張る。

ゆるやかな丘陵地帯が続くワルデンブルク渓谷のヘルシュタイン村で、同社を立ち上げた二人の時計師のビジョンは、「本物を見る目を持った人々に満足してもらえる高品質な腕時計を製造する」というものだったという。その精神を引き継ぐ現代の時計師によって、オリスはスイスの時計製造の標準を守りつつ、これからも世代を超えて受け継がれる時計を作り続けてくれることだろう。

ビッグクラウン ポインターデイト
1938年に作られたオリジナル版のスピリットをモダンなパッケージで再現。40mmと36mmが用意され、これまでよりもケースサイズがスリムになった。斬新なダイヤルカラーは建築家のル・コルビュジエのカラーパレットにインスパイアされたものであり、スタイリッシュな見た目を演出。職人の雰囲気を醸し出すブロンズケースも選ぶことができる。

自動巻き、SSケース、径40mm。¥175,000
自動巻き、ブロンズケース、径36mm。¥200,000

問い合わせ
オリスジャパン TEL 03-6260-6876

Text=鈴木 悟(ゲーテWEB編集部)