高級時計界の王者パテック フィリップが放つ! ファン垂涎のクロノグラフとは?

新型コロナウィルスのパンデミックが猛威を振る中、パテック フィリップの2020年の新作発表について、様々な情報や憶測が飛び交っていた。そんな中、カラトラバRef.6007Aに続き、先日グランド・コンプリケーションから3本の新作が発表され、早くも話題沸騰! 今回は、永久カレンダー搭載クロノグラフRef.5270、スプリット秒針クロノグラフRef.5370Pの2本を紹介する。

Ref.5270初のイエローゴールドケースが満を持して登場!

パテック フィリップは懐中時計の時代からクロノグラフの製造に全力を傾注してきたブランドであり、腕時計においても数々の傑作を手掛けてきた。今ではその多くが、ヴィンテージウォッチとしての権威性とともに、揺るぎない資産価値を持っている。

なかでも最重要モデルであり、絶大な人気を誇るのが、永久カレンダー搭載クロノグラフである。クロノグラフと永久カレンダーという2つの複雑機構を搭載する時計自体は懐中時計の時代から存在するが、腕時計に収まるサイズまでムーブメントの小型化を実現したパテック フィリップが成し遂げた功績はあまりにも大きい。

永久カレンダー搭載クロノグラフを腕時計としてはじめて量産化に成功したRef.1518から続く、30分計とスモールセコンドの2つのサブダイヤル、6時位置のムーンフェイズ、日付表示を配した文字盤のレイアウトは、いつの時代も時計愛好家たちの憧れの対象であり、その魅力は数字では測り切れないものがある。

落ち着いた雰囲気を醸し出すRef.5270の最新作。グランド・コンプケーションの模範とも言うべき美しい佇まいだ。 手巻き、18KYGケース、41mm径 ¥18,410,000

こうした永久カレンダー搭載クロノグラフの伝統を受け継ぐRef.5270は、2004年にパテック フィリップの社長ティエリー・スターンが、「永久カレンダー搭載クロノグラフのリニューアル」を目的に開発を試みたRef.5970から踏襲したケースデザインに大きな特徴がある。

こちらの新作については、高級時計と馴染み深い18金イエローゴールドをケースに採用することで生まれた、クラシックな顔立ちがとても新鮮に映る。

Ref.5270の魅力を語る上で欠かせないのが、パテック フィリップ史上初の自社開発・製造による永久カレンダー搭載クロノグラフ専用ムーブメントCal. CH 29‑535 PS Q。

本青七宝と向き合い美術工芸品としての突き詰めたRef.5370P

スプリット秒針クロノグラフとは、2つのクロノグラフ針を備えることでラップタイムが計測できるストップウォッチ機能を持ち、最も製造が難しい複雑機構のひとつに数えられる。

パテック フィリップは古くからスプリット秒針クロノグラフに大きな関心を寄せており、1922年には史上初の腕時計でのスプリット秒針クロノグラフを製作させるなど、数々の成功を収めている。

近年で言えば、2005年に史上最も薄いスプリット秒針クロノグラフであり、パテック フィリップ初の自社製スプリット秒針クロノグラフ専用ムーブメントCal.CHR 27-525 PSを開発するなど、創作意欲は衰えることを知らない。

'15年に登場したRef.5370Pは、2つのプッシュボタンを備えた古典的なデザインを持つスプリット秒針クロノグラフだ。職人技を利かせた本黒七宝文字盤、重厚なプラチナケースなどによって、ヴィンテージスタイルに現代的なタッチを加えている。

Ref.5370P-011。手巻き、PTケース、41mm径 ¥28,660,000

前作に変わり、Ref.5370Pの現行コレクションとして加わった本作は、より鮮やかな印象を持つ本青七宝文字盤によりイメージを刷新。ホワイトゴールド製の植字ブレゲ数字や瞬時運針式30分計、ホワイトの転写スケールなどが、最高の視認性を約束する。

新しい本七宝の文字盤が持つトーンは、独特の深みがある。  
スプリット秒針クロノグラフであることを証明するリュウズに備わるプッシュボタン。

最高の計器にして、究極のステータスシンボル。パテック フィリップの情熱を体現するクロノグラフは、普遍的な価値を生み、世代から世代へと語り継がれていく。

問い合わせ
パテック フィリップ ジャパン・インフォメーションセンター TEL:03-3255-8109

Text=戸叶庸之