【ラドー】いい大人が知るべき超人気時計ブランドの最新カルテ⑮

高級時計とひと口に言っても、哲学や表現される世界観は千差万別。この世にあるメーカーをすべて把握するのは骨だろう。 そこで、高級時計をはじめて手に取るビギナーに向けて、編集部が20ブランドを厳選。 ブランドごとに「仕事で得する」お薦めモデルを厳選し、解説を添えた。 はたしてヤングエグゼクティブの腕元には、どんな時計が似合うのか。 まずは、このカルテから理解を深めて、自分にフィットする1本を選ばれたい。第15回は、ラド―。


セラミックの活用を牽引するイノベーター

20世紀初頭から途絶えることなく続く老舗。ここ30年ほどは、工業素材だったセラミックを世界で初めて時計ケースに採用したブランドとしてプレゼンスを高めている。

近年は加工技術の精度を上げつつ、バリエーションを増加。焼成の際に収縮することから気密性を求められる時計ケースには難しい素材だったが、その壁を乗り越え、業界でもトップクラスの技術でセラミックを操っている。

特長は、金属より軽く、傷がつきにくく、かつ温度変化が少ないうえ、アレルギーを起こしにくいというもの。デザイナーとのコラボなども積極的にトライ、デザイン的にもハイセンスに仕上げており、腕時計の未来を感じさせる。先進性を重んじるなら、選びたいブランドだ。

RADO[ラドー]
[創業年] 1917年
[創業者] シュルップ3 兄弟
[創業地] スイス/レングナウ
[CEO] マティアス・ブレシャン
[アンバサダー] リティク・ローシャン、タン・ウェイなど
[トリビア]リュウズのないタッチセンサー式のハイテクセラミックウォッチを作った。


ラドー ダイヤマスター ハイ ライン
デザインコンシャスな最近の姿勢を色濃く感じるモデル。輪列を露わにしてアシンメトリーにレイアウト。ムーブメントにコート・ドゥ・ジュネーブ加工を施してダイヤルデザインにする点もアバンギャルド。一見シンプルなラウンドウォッチだが、実は変化球というのがいい。

自動巻き、ハイテクセラミックケース、径43.5mm。¥285,000


ラドー トゥルー オープンハート
ダイヤルをグラフィカルにカットして、機械式のムーブメントをスタイリッシュに表現。ケースからラグを通じてブレスレットにつながる流麗なデザインもさすがのセンス。「トゥルー」らしい装着感の高さを強く感じられる。80時間ロングパワーリザーブと、実用性も確かだ。

自動巻き、ハイテクセラミックケ ース、径40mm。¥220,000


ラドー ダイヤマスター プチ セコンド オートマティック コスク
リーフ針と楔形インデックス、サブダイヤルの線路型目盛りがクラシカルな印象。メタリックな質感を併せ持つプラズマハイテクセラミックの未来的な輝きと対照的といえる。搭載するのは、COSC認定の高精度ムーブメント。ブルーの文字盤からは色気もうかがえる。

自動巻き、プラズマ ハイテクセラミックケース、径43mm。¥245,000


ラドー ハイパークローム スケルトン オートマティック クロノグラフ リミテッド エディション
ベゼルにタキメーターを備えたスポーティなクロノグラフ。ケースサイドに別体パーツをつけることでデザインに遊びを持たせている。ケースはサテン、ベゼルはマットとフィニッシュに違いをつけて、アクの強いスケルトンデザインをシックにまとめ上げた。世界限定600本。

自動巻き、ハイテクセラミックケース、径45mm。¥750,000


ラドー ダイヤマスター セラモス オートマティック
ハイテクセラミックとメタルを化学的に結合させ、軽量性と耐久性を兼ねる素材に、魅力的な光沢を加えた「セラモス」を使用する。バーインデックスやバトン型の針を採用し、秒針なしの2針仕様とシンプルにすることで、ローズゴールドの高貴な輝きを強調するように仕上げている。

自動巻き、セラモスケース、径41mm。¥240,000


問い合わせ
ラドー/スウォッチ グループ ジャパン TEL 03-6254-7330


Text=髙村将司 Illustration=ソリマチアキラ Edit=増山直樹