野性爆弾・くっきーの愛用ロレックス「ジーンズならビッグE、ロレックスならロングE」

ロレックスに魅せられてしまった者は、ただひたすらその王冠を追い求める。このブランドのどこがそれほど彼らを夢中にさせるのか? 正確で丈夫で端正。でもそれだけではない。男たちを虜にするロレックスの秘密に迫るべく、愛用者たちの物語を取材。彼らがロレックスに心惹かれる理由とは――。


1968年製 GMTマスター Ref.1675

1960年代後半から文字盤の材質が変更された最初期のモデル。ロゴのEの真ん中の線が後年のモデルより少し長い。

ファッションもクルマも時計も古いものが好き

芸人の枠を超え、アーティスト、ミュージシャンなど幅広いジャンルで活躍する野性爆弾のくっきー氏。ファッションもクルマも「古いものが好き」という彼の手首でさり気なく存在感を発揮するのが、1960年代のGMTマスターだ。

「去年、頑張った自分へのご褒美にと思って、高級時計を買ったんです。そしたら知人が『ロレックスもいいよ』と。僕はキャバクラでおネエちゃんが知らないような時計が好き(笑)。ロレックスはいかにもモテそうじゃないですか。でもヴィンテージならそんなことないと言われて、店に見に行ったら一発で好きになって買ってしまいました」

ポイントは、赤×青のペプシカラーとロゴの"E"。

「初期モデルは、ロゴのEが微妙に違う。ジーンズならビッグE、ロレックスはロングE。そういう細かい歴史を知るとハマっちゃいますよね」

かなり気に入っているが、困っていることもあるという。

「もうおじいちゃんみたいな時計なんで、無理ができない。雨が降るとポケットにしまわなきゃならないんですよ(笑)。おネエちゃんから見ると、ただの汚い時計かもしれませんが、そういうところも含めて、かわいいんですよ」


くっきー
芸人。1976年滋賀県生まれ。’94年、幼馴染のロッシーとともに野性爆弾を結成。テレビや舞台で活躍するほか、アートの展覧会も開催するなど、多方面で活躍。『超くっきー図鑑 Wataridori 渡り鳥』(ヨシモトブックス)が発売中。

Text=川上康介 Photograph=鈴木泰之