時計賢者が選ぶ「10年間使える、飽きない腕時計」 #1カミネ社長・上根 亨

高級時計――。確かに高価かもしれないが、10年使うことを考えれば、費用対効果としてはそれほどのことではないだろう。ならば、長きにわたってつけるにあたり、飽きないということも重要になってくる。そこで、先達はあらまほしきことなり。高級時計も然りで、時計賢者と呼ぶべき目利きに厳選3本を推挙してもらった。

「気分に合わせて裏表を楽しめる2つのダイヤル」

JAEGER-LECOULTRE
レベルソ・クラシック・ミディアム・デュオ・スモールセコンド
かつてポロ競技中、着用したままダイヤルを隠すべく反転可能なケースを作ったのが発端となるジャガー・ルクルトの名作「レベルソ」。その両面にダイヤルを持つのが本作だ。「ケース上下のゴドロン(溝)装飾など、最上の角型といえる不朽のデザインです。表と裏のダイヤルは、それぞれ別の時刻を示せるデュアルタイム。歴史あるブランドのムーブメントには満足できます」。

手巻き、SSケース、縦42.9×横25.5mm。¥930,000(ジャガー・ルクルト TEL 0120-79-1833)


「ドレッシーな佇まいと個性が見事に共存」

HUBLOT
クラシック・フュージョン・チタニウム・ブラック シャイニー 42
ウブロにおけるドレッシーなコレクションの日本限定版。「このブランドは、個性の強さに注目されがちですが、ひと目でそれとわかるビス留めされたベゼルには、シックな雰囲気も漂います。軽量なチタニウムケースに加え、アリゲーターとラバーを貼り合わせたストラップは装着感に優れ、オールシーズン対応。仕上げの美しさに所有欲が満たされるはず」。

日本限定。自動巻き、Tiケース、径42mm。¥770,000(ウブロ TEL 03-3263-9566)


「高級感だけでなく、使いやすさも備わった名作」

CARTIER
サントス ドゥ カルティエ LM
1904年にルイ・カルティエが友人の飛行士、アルベルト・サントス=デュモンに贈った時計がルーツの本作が、今年アップデート。「伝統の名作が、スリムかつスタイリッシュに。ブレスに加え、レザーストラップも付属。TPOに合わせて簡単にご自身で簡単につけ替えできます。何よりスポーティながらエレガントな雰囲気が魅力」。

自動巻き、SSケース、縦47.5×横39.8mm。¥740,000(カルティエ カスタマー サービスセンター TEL 0120-301-757)© Calitho


Toru Kamine
1906年から続く神戸の正規時計宝飾専門店カミネの4代目。幅広い時計への知識と深い愛情に基づき、現在5店舗を展開。国内に欠かせない人気店に押し上げた。その経験と審美眼から、時計関連のメディア出演も多数。

神戸の正規時計宝飾専門店カミネ

Text=髙村 将司