【マルチカラー】トレンド別2018最新腕時計の購入指南書①

感度の鋭い男を自任するなら、時計も〝旬〞に乗り遅れてはならない。今年目立ったトレンドから、本誌お薦めの新作を紹介する。今回は、マルチカラー編。


手元の彩りで大人の粋を演出

腕時計の文字盤カラーといえば昔から白や黒が定番。確かに無難だが、時には他の色の時計で装いとの完璧な色合わせを愉しんだり、あるいは逆に袖口でワンポイントの差し色を効かせたいこともあるはずだ。

そんな〝色で攻めたい〞方にとって今年は嬉しい状況だ。今まで以上に多彩なカラーを多くのメゾンが提案。とりわけグリーンの打ち出しが目立った。手強く感じるかもしれないが、H .モーザーの新作のような端正な意匠ならスーツとの相性もよく、さり気なく遊び心を演出したい時にも向く。

またケースやベゼルにセラミックなどの最新素材を採用し、色ばかりか質感的にも新鮮に見せたモデルも多い。なかでも変わりどころはコルム。天然のチークで味あるブラウンをかなえた、まさに出色の1本だ。


CORUM
アドミラル レジェンド 42 クロノグラフ
文字盤にヨットのデッキに用いられる天然のチーク材を採用。伝説的な外洋ヨットレースへのオマージュとして生まれたアドミラルに相応しい素材使いだ。モデルごとに色味や木目が微妙に異なるところも時計ファンの心をくすぐる。

自動巻き、18KRG×SSケース、径42mm。¥1,580,000[ 7 月発売予定] (コルム/GMインターナショナル TEL 03-5828-9080)


TAG HEUER
タグ・ホイヤー カレラ キャリバー16 クロノグラフ
今年誕生55周年のカレラ。こちらは文字盤&セラミックベゼルの青と、随所の赤とのコントラストにより、カレラ本来のクラシックなレーシングテイストを高めた新作だ。ベージュの夜光塗料もレトロな雰囲気に沿う。

自動巻き、SSケース、径41mm。¥480,000[ 7 月発売予定](LVMHウォッチ・ジュエリージャパン タグ・ホイヤー TEL 03-5635-7054)


H.MOSER & CIE.
エンデバー・パーペチュアルカレンダー・ピュリティー・コズミックグリー
閏年まで自動的に判別する永久カレンダー搭載機に追加された新色。複雑機構を感じさせない超ミニマルなデザインを、宇宙空間を思わせる美しいグリーンのフュメ文字盤で神秘的に彩った。今年目立ったグリーン文字盤のなかでも、究極に気品が漂うモデルだ。世界限定50本。

手巻き、18KWGケース、径42mm。¥6,500,000(H.モーザー/イースト・ジャパン TEL 03-6274-6120)


EDOX
クロノオフショア1 カーボン クロノグラフ オートマチック
500mの防水性能をかなえたハイスペックなクロノグラフシリーズに、ブランド初のカーボンケース&ベゼルを採用。赤×黒のコントラストも鮮烈で、よりアグレッシブな印象を得た。カーボンは強靭ながら軽量ゆえ、装着感も格段に向上している。

自動巻き、カーボンファイバーケース、径45mm。¥450,000[9月発売予定](エドックス/GMインターナショナル TEL 03-5828-9080)


BREITLING
ナビタイマー 8 B01 クロノグラフ 43
ナビタイマー8 は、傑作航空クロノグラフ「ナビタイマー」の新コレクション。回転計算尺のないすっきりしたデザインは、1930~’40年代の同社製のオンボードクロックから着想したものだ。今作はそのクラシックなルックスに、ブルー文字盤でモダンな艶気を注入。自社製Cal.01搭載。

自動巻き、SSケース、径43mm。¥830,000(ブライトリング・ジャパン TEL 03-3436-0011)


PAUL PICOT
フィルシャーコレクション メガローター GMT
プッシュボタンの簡単操作でローカルタイムの設定を簡単に行える秀逸なGMTモデル。グロスラッカー仕上げの世界地図をビビッドな赤とし、いかにもアクティブなトラベラーの腕に映えそうな佇まい。巻き上げ効率に優れるタングステン製のメガローターを装備。

自動巻き、SSケース、42mm。¥612,000[予価/発売時期未定](ポ ール ピコ/一新時計 TEL 03-6854-5802)


Text=吉田 巌(十万馬力) Photograph=岡村昌宏(CROSSOVER) Styling=久保コウヘイ