ミスタードラゴンズ立浪和義が愛用する腕時計とは?

ビジネスにおいて腕時計は必須のアイテムと言われるが、実際に"デキる"ビジネスパーソンはどのような腕時計をつけているのだろうか? 1990年代~2000年代の中日ドラゴンズを牽引した元プロ野球選手で野球解説者・立浪和義さんに、愛用する腕時計を見せてもらった。


「腕時計は、自分へのご褒美と自分への鼓舞」

現役時代、抜群の野球センスで多くのファンを魅了した立浪和義さんにとって高級時計を購入するという行動には、ふたつの意味があるという。

ひとつ目は「頑張った自分へのご褒美」、ふたつ目は「また頑張らないといけないという自分への鼓舞」である。

「チームが優勝した時はもちろんですが、自分の成績が良かったシーズンの終わりに、よく腕時計を買っていました。現役当時はフランク ミュラーが流行っていて、自分も持っていましたし、それ以外にも、普段からスーツを着ることも多かったので、ヴァシュロン・コンスタンタンとか、ピアジェとかいろんな時計を手に入れました。やっぱり、男の趣味ってクルマと時計ですよね」

現在愛用している3本。(左から)オーデマ ピゲ「ロイヤル オーク オフショア クロノグラフ」、パテック フィリップ「ノーチラス 5712WG」、ロレックス「コスモグラフ デイトナ」

現在まで通算で8本の腕時計を購入したというが、意外にも現役当時は「つけていて手が疲れることがあり外してしまい、なくしたことがあったから」という理由で時計をつけない時期があったと振り返る。しかし、引退してから数年が経過したある日、知人のつけている高級腕時計を見て「やっぱりカッコいいな」と思い、最近は自分自身の中で再びブームが訪れているという。

数年前から立て続けに購入し始め、現在ではオーデマ・ピケ「ロイヤルオーク」、パテック フィリップ「ノーチラス」、ロレックス「デイトナ」の3本を愛用している。

「テレビの仕事もしているので、あまりギラギラしていたりとか派手な時計を見せびらかすようなことはしたくないので、ノーチラスやデイトナはシンプルでいやらしさもないので、気に入っています。ロイヤルオークも、ピンクゴールドなので上品でスーツにも合いますね」

腕時計は、決して他人に見せびらかすものではなく、あくまでも「自己満足」と主張する立浪さん。解説者という新たなステージへと突入した今もなお、現役時代から貫いている「自分へのご褒美と自分への鼓舞」という明確な購入基準があるからこそ、時計への愛情は変わらないのである。

Kazuyoshi Tatsunami
1969年、大阪府吹田市生まれ。PL学園高校からドラフト1位で中日ドラゴンズに入団し、引退までの22年間で通算2480安打を記録。通算二塁打数は歴代最多の487本を記録するなど"ミスタードラゴンズ"というチームを牽引した。2009年の引退後は、野球解説者に。


Text=鈴木 悟(ゲーテWEB編集部) Photograph=江藤義典