【パテック フィリップ】暗雲を吹き飛ばすような意欲的新作ウォッチ⑭

新作発表会が中止や延期を余儀なくされたウォッチシーン。一体新作はどうなるのか!? しかし心配ご無用。主要ブランドからは、新作情報が続々と届いている。そんな中から、新鮮な驚きや価格以上の満足感が味わえる"活きのいい"モデルを厳選した!

新工場の完成を記念した限定モデルRef.6007Aが登場!

ジュネーブ郊外プラン・レ・ワットに完成したパテック フィリップの新工場PP6。2015年から起工がはじまり、'20年初頭に完成し、現在は生産活動を開始している。

マニュファクチュールとしてのすべての機能を統合するためにはじまった建築プロジェクトは、同社の過去と未来を繋ぐプラットフォームの最適化を図る意味でも重要な役割を担っている。

この新工場の落成を記念する限定モデルとして、パテック フィリップはカラトラバRef.6007Aを発表した。

新工場の近代的なアーキテクチャーにも通じる、近代的なデザインが特徴のタイムピース。 世界1000本限定。自動巻き、SSケース、径40mm。¥3,090,000

カラトラバの進化を促す、アグレッシブなデザイン

ひと目見てそれと分かるデザインからもパテック フィリップにとってRef.6007Aがいかに重要なタイムピースであるということが伝わる。

モダンな解釈が加えられた最新のカラトラバ・スタイル。その完成に欠かせないのは、膨らみのあるベゼルを備えたステンレスケースにある。

時計の顔であるブルーグレーの文字盤は、'17年に登場したRef.6006を彷彿させるレイアウトに加え、センターに配置したテクスチャーをはじめとした個性的なディテールが文字盤全体に散りばめられている。

文字盤に勝るとも劣らないインパクトを与えたのは、パテック フィリップとしてはめずらしいステンレスケースの採用であろう。パテック フィリップをこよなく愛する人々にとって、この選択は宝石や貴金属に勝るとも劣らない価値を持つ。

カラトラバ十字とともに新工場に最初の部門が移転した年が記されているサファイヤクリスタルのケースバック。心臓部には自動巻きムーブメントCal.324 S Cが搭載されている。

パテック フィリップの外装へのこだわりはこれだけにとどまらない。一見すると織物にしか見えないエンボス加工を施したカーフストラップの仕上げは驚嘆の一言に尽きる。

ホワイトのステッチで装飾されたカーフストラップはRef.6007Aに特別な存在感を与えている。

カラトラバの歴史にその名を刻むRef.6007A。限定1000本という稀少性も相まって、その輝きが失われることはない。

問い合わせ
パテック フィリップ ジャパン・インフォメーションセンター TEL:03-3255-8109


Text=戸叶庸之