24歳の銀行員が"実力派ブランド"モーリス・ラクロアを選んだ理由【リアル腕時計スナップ⑥】

お気に入りの腕時計を所有することは、日常を充実した時間に変え、仕事をするうえでの大きな原動力にもつながる。「ゲーテ」では、20~30代のリアルな本音を日本屈指の腕時計専門店でキャッチした! 第6回は銀行員の掛川直斗さんのモーリス・ラクロア「アイコン オートマティック クロノグラフ」。


掛川直斗さん 24歳 銀行員

掛川さんがこの時計を買ったのは、昨年のクリスマス。時計に詳しい同僚に予算を伝えてアドバイスをうかがったところ、モーリス・ラクロアの存在を知り、人生は初となる機械式時計への想いを募らせていった。

「こなれた価格から買えることに加え、コスパが非常に高いという話を聞いて、モーリス・ラクロアというブランドの存在を身近に感じられるようになりました。そこで実物を見たいと思ったところ、残念ながら地元の新潟では取扱店舗がなさそうだったので、同僚の学生時代からの行きつけのお店であるBEST新宿本店を紹介してもらいました」

アイコン オートマティック クロノグラフ。2018年から展開する自動巻きムーブメント搭載モデル。このほかに3針の用意がある。自動巻き、SSケース、径44mm、¥295,000

予想だにしなかった"理想のクロノグラフ"との出合い

「わざわざ東京まで来て、さすがに手ぶらでは帰れない」という強い決意を持って来店した掛川さんに思いもよらない出合いが待っていた。

「当初の予定ではシックな3針の中から選ぼうと思っていたところ、スタッフの方にクロノグラフをすすめてていただいたんですね。腕に置くまで自分に似合うのか正直疑問でしたが、すごくしっくりきたので迷わず即決しました」

腕時計の選択は必ずしも正解がひとつだとは限らない。一旦立ち止まって俯瞰すると、これまで見えなかった新しい世界が広がることがある。実店舗とはそんな発見の場でもあるのだ。

「店の外に出た瞬間から時計が自分のものになった実感が生まれて、一つ上のステージにたどり着いたような気分になりました(笑)。仕事でつけることを前提に選んだ甲斐があって、お客様とのコミュニケーションの幅が増えた気がします。ブランドをいい当てられてことはありませんが、『いい時計をしているね!』と話しかけられるようになりました。スーツだけ着てても気持ちがアガることはありませんが、この時計は真逆。身につけると『新しいチャレンジをしたい!』という意欲が湧いていきます。パソコンで作業をしているとズシッとした重みを感じるのですが、その重さすら愛おしく感じてしまいます(笑)」

流行よりも自分自身の価値観を大切にしたいと掛川さんは語る。

「2本目は誰もが知っているメジャーブランドの定番モデルを買うのもアリかと思います。僕はつけている人の中身が問われると思うから、人と時計が被ってもそこまで気になりません。できれば使い分けできるようになりたいから、実は密かにすすめられているIWC ポートフィノの購入という次のゴールへ向かうプランを検討中です」


BEST新宿本店
住所:東京都新宿区新宿3-17-12
TEL:03-5360-6800
営:11:00~20:00
休:無休 


Text=戸叶庸之 Photograph=吉田タカユキ