リシャール・ミル×竹内智香 鼓舞する超絶の共鳴

リシャール・ミルとアンバサダーの関係は、広告塔とはまったく違う。 ほのぼのとした雰囲気と意志の強さを併せ持つビューティプロスノーボーダーに迫る。

「勝ちに導いてくれそうだなというモノを身につけます」

2014年2月、ロシアのソチで開催された冬季五輪において、スノーボード女子パラレル大回転の銀メダリストとなった竹内智香選手。偉業達成の約3ヵ月前、彼女はリシャール・ミルのファミリーになったばかりだった。ナダルやバッバ・ワトソンをはじめ、リシャール・ミルと契約するや、勝利を手にしたことが話題となったが、竹内選手にとっても、その時計はラッキーチャームとなった。

「勝利を引き寄せる人とかモノって、必ずあると思っているんです。チームのスタッフ選びも、ウェアでも板でも、これだったら勝たせてくれそうだなっていう感覚のあるものを選びます。この時計も、勝ちに導いてくれるひとつになっています」

実は、竹内選手は「RM 007」に出会うまで、腕時計を身につける習慣はなかったという。
 
「朝は明るくなったな〜、と思ったら4時頃に自然に目が覚めて、トレーニングして、夜は眠くなった8時、9時には寝るっていう、あまり時間に拘束されない生活。最初は、リシャール・ミルのこともわかっていなかったんですが、後からネットや雑誌で知るにつれ、ファミリーになるのは光栄なことなんだってわかってきて。スイスに行くと『すごいね、その時計!』って周りから言われますし。徐々に嬉しさとか、誇らしさが湧いてきました。

私には兄がふたりいるんですが、それぞれ節目で、父から時計をもらっていて、時計をつけるのは大人になることだという感覚は持っていました」

今や「RM 007」は普段から競技中まで、彼女のパートナーとなっている。

「競技の時は、インスペクション、予選、決勝まで、結構時間に追われます。今までは、コーチに時間を聞いていましたが、もう大丈夫(笑)。スタートまでは、ウェアにつけていますが、滑る時は手首につけ替えます。つけているのを忘れるほどの軽さも気に入っています」

昨年9月に東京で行われたチャリティイベントで、リシャール・ミル氏と初対面。 「『結果を出し続けるのは簡単ではない』という言葉が印象的。温かい人柄を感じました」

次なる目標は、2018年のピョンチャン五輪。

「ジュニアの頃、努力しても結果が出ない時期が続きましたが、スイスに拠点を移し、強い選手たちと滑ったり、いい道具を使ったりして、本当に楽しい生活をしていたら、ポンと結果が出て、それまでの努力を全否定されたような気持ちになりました。この競技は、努力も必要だけど、それ以上にセンスが必要で、レースには10本滑れるだけの体力があれば大丈夫と、メダルを獲るまでは思ってきました。ソチが終わって、次の4年に向かおうと考えた時、伸びしろがあるとすれば、フィジカルじゃないか? そう思って、バランスや体幹、ウェイトトレー二ングなど、今まで手をつけていなかった一番苦しいところに取り組み始めています。それが、思いのほか、ポンッて伸びそうな感触がある。

今までは、頑張り切ってしまうと、その先、選手として続けられなくなるんじゃないかと不安になることがあったんですが、そういう考えを捨てて、しっかり勝ち続けられる選手になって、自信を持ってピョンチャンのスタートラインに立ちたいですね」

肉体的にも精神的にも、ますます逞たくましさを増してきている竹内選手。次の五輪で、「RM 007」をつけて表彰台の一番高い位置に立っている彼女の姿が見えてきそうだった。


RM 007
ソプロード社と共同開発した、ローター回転幅の少ないオリジナルキャリバーを搭載した「RM 007」と実物の銀メダル。マカロングリーンのインデックスや、ホワイトラバーストラップが、爽やかな女性らしさを醸しだす。

自動巻き、チタンケース、サイズ45×31mm、50m防水。¥5,600,000

問い合わせ
リシャールミルジャパンTEL03-5807-8162


Tomoka Takeuchi 
1983年北海道生まれ。長野オリンピックに刺激を受け、本格的にスノーボードを始める。2002年のソルトレイクから4 大会連続で五輪出場を果たし、2014年のソチ五輪では銀メダルを獲得。広島ガス所属。


Text=松阿彌 靖 Photograph=奥山栄一、Getty Images

*本記事の内容は15年9月取材のものに基づきます。価格、商品の有無などは時期により異なりますので予めご了承下さい。 14年4月以降の記事では原則、税抜き価格を掲載しています。(14年3月以前は原則、税込み価格)