芸能界きっての時計ツウ、宮迫博之の半端ない腕時計コレクションを大公開!

「芸人時計部」の会長を務め、芸能界一の時計ツウと名高い宮迫博之さん。このたび、「ゲーテ」のオファーに応え、パテック フィリップ、オーデマ ピゲ、リシャール・ミルなど、その圧巻のコレクションを披露してくれた。


宮迫博之が次に狙う腕時計とは?

最近、会長を務める「芸人時計部」で他の会員からブーイングの声があがっていると嘆く。

「会長の僕が飛ばしすぎて、みんなついていかれへんと。まあ、確かにだいぶ本数も増えましたからね。この間、税理士経由で嫁に今まで時計に使った金額がバレて、罵倒されました(笑)」

宮迫博之さんがかなりの時計ツウだということは聞いていたが、まさかここまでとは。バッグの中から出てきたのは、パテック フィリップ、オーデマ ピゲ、リシャール・ミル……圧巻のコレクションだ。もともと「ほとんど興味がなかった」という宮迫さんが時計にハマったのは、知人からのプレゼントがきっかけだった。

「せっかくだからテレビにその時計をつけて出てみたんです。そうすると、ふとした合間に手首の時計を見る。さんまさんとか紳助さんもこんなふうに時計を見ていたなあと思ったら、その〝しぐさ〞が好きになってしまい、それからいい時計をつけたいと思うようになりました」

さらに深みにハマったきっかけは、2012年にスキルス性胃がんで入院・手術をしたことだったという。

「見舞い客がいろいろな時計雑誌を持ってきてくれたんですよ。それを読んでいるうちに機械式時計の奥深さを知るようになって。その時にどうしても欲しくなったのがこのオーデマ ピゲの時計。『手術が成功したら、メチャメチャ高い時計買っていいか?』って嫁に確認して、退院したその足で時計店に向かいました(笑)」

そんな宮迫さんが語る機械式時計の魅力とは?

「人間の知恵と技術をこの小さな空間に詰めこむって、ロマンしかないじゃないですか。だからやっぱり、それがひと目でわかるようなコンプリケーションを見ると、惹かれてしまいます」

今狙っている時計が1本あるという。

「オーデマ ピゲの永久カレンダーなんですけど、なかなか手に入らなくて……。最後の1本にしようと思っているんですが」

最後になるわけがないことは、本人も理解しているはずだ。

スーツ¥148,000、シャツ¥5,000、タ イ¥4,500、チーフ ¥1,500(すべて麻布テーラー麻布/テーラープレスルーム TEL 03-3401-5788)


Miyasako's Collection


AUDEMARS PIGUET
ロイヤル オーク スケルトン・パーペチュアルカレンダー

「機械の動きを見ることができるスケルトンが好き」という宮迫さんが大病からの〝生還〞を自ら祝うために購入した忘れられないオーデマ ピゲ。「退院発表前に、病院から直接時計店に行ったので、スタッフが驚いていました(笑)」。プラチナケースが透き通るような輝きを放つ。


RICHARD MILLE
RM010
「雑誌で見て、カッコいいなと思って購入しました。軽くて壊れないので、普段はこれをつけることが多いですね。酔っ払ってぶつけても気にならない(笑)」。特許を取得する可変慣性モーメントローターを採用したリシャール・ミル。シンプルながらブランドの魅力が詰まった名品。


VACHERON CONSTANTIN
ヒストリーク・アメリカン 1921
ヴァシュロン・コンスタンタンらしい美しくも個性的な1 本。限定生産だけあって、なかなか手に入らなかった。「めちゃめちゃ探していたら、神戸の時計店に1本だけあると聞いて、閉店時間を過ぎていたのに『絶対買うから』と言って、大阪からタクシーで直行して買いました」


PATEK PHILIPPE
アクアノート Ref.5167A
「パテック フィリップは、『ノーチラス』が欲しいと思っていたんです。でもこのティファニーとダブルネームの『アクアノート』を見たらすごくしっくりきて」。ダイヤル中心の下部に刻印されたティファニーのロゴに目が行くが、「アクアノート」の誕生10周年記念モデルというレア物。


TAG HEUER
モナコ V4
ベルト伝達機構、リニアウエイト、ボールベアリングなど、画期的技術を用いた意欲作。「雑誌で見ていつか欲しいなと思っていたんです。そうしたら、表参道を歩いていた時に、タグ・ホイヤーのショーウインドウで偶然見かけて。日本に1本しかないという話ですぐに購入しました」


JUNGHANS
マックス・ビル バイ ユンハンス クロノスコープ

数百万円の高級時計だけを買っているわけではない。「唐沢寿明さんに『素敵な時計を教えてあげるよ』と言われて、ユンハンスというブランドを知りました。ドーム型の風防がクラシックで見ているだけでときめいてきます」。価格は30万円弱。リーズナブルだが魅力溢れる1 本だ。


Hiroyuki Miyasako
1970年大阪府生まれ。’89年、NSC同期生の蛍原徹と雨上がり決死隊を結成。『アメトーーク!』など数々のバラエティ番組で活躍する一方、俳優としても多くの映画・ドラマに出演。時計好きが集まる「芸人時計部」の会長を務める。


Text=川上康介 Photograph=隈田一郎 Styling=舛舘和憲