【クエルボ·イ·ソブリノス】いい大人が知るべき超人気時計ブランドの最新カルテ⑲

高級時計とひと口に言っても、哲学や表現される世界観は千差万別。この世にあるメーカーをすべて把握するのは骨だろう。 そこで、高級時計をはじめて手に取るビギナーに向けて、編集部が20ブランドを厳選。 ブランドごとに「仕事で得する」お薦めモデルを厳選し、解説を添えた。 はたしてヤングエグゼクティブの腕元には、どんな時計が似合うのか。 まずは、このカルテから理解を深めて、自分にフィットする1本を選ばれたい。第19回は、クエルボ・イ・ソブリノス。


ラテンの香りを醸せるアツい魂の時計

ハバナの魂が宿るスイス時計。クエルボ・イ・ソブリノスが一貫して表現するのが、ブランドの起源であるキューバのスピリットだ。

19世紀末、栄華を極めたハバナでオープンしたセレブリティが集う時計宝飾店、クエルボ・イ・ソブリノス。ヘミングウェイやアインシュタインなど、20世紀を代表する大物たちが集ったという。

そんなショップのオリジナルウォッチをスイスで製造していたが、キューバ革命を経てブランドは一時休眠。半世紀ほど経た2003年、バーゼル ワールドにおいて再興を遂げた。オリジンであるラテンのテイストを全面に押し出したスタイルは、非常に個性的。アツい感性をさり気なく表現したい向きには、たまらない時計となるだろう。

CUERVO Y SOBRINOS
[クエルボ・イ・ソブリノス]

[創業年] 1882年
[創業者] ラモン・イ・クエルボ
[創業地] キューバ/ハバナ
[CEO] マッシモ・ロッシ
[トリビア] 実際のヒュミドールとして使用できる時計保管ケースが時計に付属する遊び心も。


プロミネンテ ソロテンポ トコロロ
レクタンギュラーケースの定番「プロミネンテ ソロテンポ」。最新作は、キューバの国鳥、トコロロ(キューバキヌバネドリ)の羽に着想を得た、赤と青のカラーリングで登場した。クラシカルな文字盤と個性あるフォントが特徴。ヒュミドール、特製ハンカチ、不織布製ポーチ&バッグ付き。

自動巻き、SSケース、縦52×横31mm。各¥430,000


プロミネンテ クラシコ トコロロ
20世紀初頭に隆盛したアール・デコ調を香らせた「プロミネンテ クラシコ」を現代的に薄型化。右のモデルと同じく、トコロロをイメージしたカラーリングの本作は、シリーズ初となるホワイトのMOPダイヤルを採用。きらびやかな南国の鳥の羽を表現している。付属品は、右のモデルと同様。

自動巻き、SSケース、縦43×横32mm。¥380,000


問い合わせ
ムラキ TEL:03-3273-0321

Text=髙村将司 Edit=増山直樹