時計賢者が選ぶ「10年間使える、飽きない腕時計」 #6 oomiya 代表取締役 出水孝典

高級時計――。確かに高価かもしれないが、 10年使うことを考えれば、費用対効果としては、それほどのことではないだろう。ならば、長きにわたってつけるにあたり、飽きないということも重要になってくる。そこで、先達はあらまほしきことなり。高級時計も然りで、時計賢者と呼ぶべき目利きに厳選3本を推挙してもらった。    


「クラシカルだけど個性的なブランドの顔」

PANERAI
ルミノール マリーナ1950 3デイズ オートマティック アッチャイオ 44mm
イタリア海軍のミッションウォッチを出自とした独特なクッションケースで知られるパネライの定番。「男らしく目立ちたいならコレです。ひと目でそれとわかるリュウズプロテクターを備えるケース形状に、30気圧防水と3日巻きといったハイスペックで高性能で、ブルーの秒針がアクセント。最初期のモデルに範をとった1950のスタイルは、絶対に飽きません」。

自動巻き、SSケース、径44mm。¥830,000(オフィチーネ パネライ TEL 0120-18-7110)


「従来の延長線上に見せる新たな姿が最高」

BREITLING
ナビタイマー 8 クロノグラフ
クロノグラフにおいて世界的に人気の同社に新設された「ナビタイマー 8」シリーズ。「社長が交代した新生ブライトリングを象徴する精悍なモデル。縦3目が従来のファンには懐かしくもある。熟成されたムーブメント、ブライトリング13を採用し、実用性とコストパフォーマンスも良好。デイデイトは、ビジネスでも力を発揮するでしょう」。

自動巻き、SSケース、径43mm。¥600,000(ブライトリング・ジャパン TEL 03-3436-0011)


「20年以上変わらない顔立ちはひとつの完成形」

IWC
ポルトギーゼ・クロノグラフ
誕生からおよそ80年経っても存在感が薄れないのが、懐中時計から進化した「大型腕時計」の先駆的存在。「アラビア数字インデックスの視認性、美しい曲線を描くリーフ針、細長いセンターのクロノ針が相まって、すっきりとエレガントな印象に。大きすぎず厚すぎないケースサイズは、スーツとの相性もぴったり。同デザインで20年以上続く完成形のひとつです」。

自動巻き、SSケース、径40.9mm。¥755,000(IWC TEL 0120-05-1868)


Takanori Demizu
和歌山を拠点に大阪、京都、鹿児島などに店舗展開する時計宝飾店オオミヤを統括。情熱的な経営手腕で、ウォッチメーカーとの強いパートナーシップを結ぶ。いち早くSNS活用やアプリを導入するなど、先見の明も持つ。


Text=髙村 将司