ホテルウーマンに好印象に映る腕時計とは?

 数々のエグゼクティブたちを迎え入れるホテルウーマンたち。やはり、カウンター越しに目に入る腕時計の印象は強いという。そんな彼女たちの女心にグッとくる腕時計とは、どんなタイプだろうか。そのキーワードから、編集部がビジネスマン向けモデルをリコメンド。

左から:服部えりあさん(グランド ハイアット 東京 フロントデスク チームリーダー)、長野莉子さん(シャングリ・ラ ホテル 東京 ゲストリレーションズ)、川上玲奈さん(パーク ハイアット 東京 コンシェルジュ チームリーダー)

「こんな時計にグッときます」

 日本のエグゼクティブのみならず、海外からの要人も数多く訪れる都内の一流ホテルから、コンシェルジュなどのホテルウーマンにお集まりいただき、ビジネスマンの好印象な腕元について意見をいただいた。

 「スーツの色に合わせたダイヤルカラーを見ると、センスを感じます」(服部さん)や、「黒ダイヤルの3針は力強い」(川上さん)など、時計の印象を決める点で、ダイヤルの色彩の力は大きいと再認識させられる。

 総じてシンプルなものが好印象だったが、「三角ケースの時計をつけていた方は、個性に合っていたので素敵でした」(長野さん)と、キャラクターとの相性も大切な様子。「大きな時計も太い腕に似合っていれば」という話もあり、細腕でゴツ時計好きは注意されたし。個性派時計として、「角型」(長野さん)や「スポーティな復刻」(服部さん)にも支持が集まった。

 いっぽう、「子供に受け継げそう」(長野さん)、「長く愛していそう」(川上さん)など、大事に扱っているように映る時計は好印象を与えていた。 

 目の利いたホテルウーマンに好印象というのは、ビジネスにおいても好印象となること必至。参考にして損はないだろう。

グランド ハイアット 東京の服部えりあさんオススメの2本

「ビンテージ顔のスポーツウオッチ」

TAG HEUER
オウタヴィア ホイヤー02 クロノグラフ

 1960年代のレーシングクロノグラフで、伝説のレーサー、ヨッヘン・リントが着用したモデルがモチーフ。見た目はビンテージ調だが、中身は最新。スーツのハズしとしても機能する。自動巻き、SSケース、径42mm。¥540,000(LVMHウォッチ・ジュエリー ジャパン タグ・ホイヤー TEL:03-5635-7054)


「スーツの色に合わせたネイビーダイヤル」

PIAGET
ピアジェ アルティプラノ60周年コレクション

世界的名作の極薄時計の生誕60周年記念モデル。ダイヤルカラーは"ピアジェ・ブルー"と呼ばれるコバルトブルーとミッドナイトブルーの中間といえる深い色彩。これを放射状に筋目の入るサンバースト装飾で仕上げた。世界限定360本。自動巻き、18KWGケース、径43mm。¥2,889,000(ピアジェ コンタクトセンター フリーダイヤル:0120-73-1874)


シャングリ・ラ ホテル 東京の長野莉子さんオススメの2本

「父から子へ受け継げるデザイン」

FRANCK MULLER
カサブランカ ルナ
 ブランドの代名詞、トノウ カーベックスケースによるSSモデルの代表が、カサブランカ。アンティーク調のピンクダイヤルを採用したムーンフェイズだ。元来クラシカルなトノウ型が持つ普遍の美は、将来我が子に受け継いでも色褪せない。自動巻き、SSケース、縦45×横32mm。¥1,296,000(フランク ミュラー ウォッチランド東京 TEL:03-3549-1949)


「こだわりを感じる角型ウオッチ」

GIRARD-PERREGAUX
ヴィンテージ 1945 デイト & スモールセコンド

 アール・デコのムードを湛えた角型の名作。手に沿うようなケースとラグの形状が美しい。アラビア数字と線路型目盛、デイト& スモールセコンドの組み合わせは、時計ツウからも高評価。ジラール・ペルゴの名作キャリバー、GP3300系統を搭載。自動巻き、SSケース、縦33×横32.46mm。¥990,000(ソーウインド ジャパン TEL:03-5211-1791)


パーク ハイアット 東京の川上玲奈さんオススメの2本

「シンプルで力強い3針黒文字盤」

PARMIGIANI FLEURIER
トンダ 1950 SS

 ブランドを代表する「トンダ」のSSモデルは、実はゴールドモデルよりもダイヤル径が1mmほど大きい。つまり、いっそう黒の魅力を味わえるのだ。黄金比率からなるラグの形状とケースのバランスは、繊細な審美眼の持ち主に見せてくれる。自動巻き、SSケース、径40mm。¥1,000,000(パルミジャーニ・フルリエ・ジャパン TEL:03-5413-5745)


「長く使っていそうなアンティーク調」

GRAND SEIKO
初代グランドセイコー リミテッドコレクション〈復刻デザイン〉

 日本における機械式時計の最高峰であるグランドセイコー。初代モデルのデザインを踏襲しながら、現代の技術を用いて復刻したのが本作だ。どこかノスタルジーを感じさせ、スーツの袖口に落ち着いた印象を与えてくれるだろう。世界限定353本。手巻き、18KYGケース、径38mm。¥1,800,000(グランドセイコー専用ダイヤル フリーダイヤル:0120-302-617)


グランド ハイアット 東京 フロントデスク チームリーダー
服部えりあさん
チェックイン、チェックアウトするゲストと必ず接するフロントデスクを束ねる。子供の頃からのホテルウーマンへの夢を実現させた努力家。休日はヨガなどでリラックスを図っているそう。

シャングリ・ラ ホテル 東京 ゲストリレーションズ
長野莉子さん
フロントの接客からコンシェルジュまで、館内を移動して密なコミュニケーションをとるポジション。スカイダイビングやサーフ、ダイブなど、アクティブな趣味を持っている。

パーク ハイアット 東京 コンシェルジュ チームリーダー
川上玲奈さん
コンシェルジュチームの中心的存在。過去には宿泊客から時計の修理依頼を受けた経験も。料理好きで、レパートリーは和洋中から韓国料理まで多岐にわたる。キッチンツールにもこだわる。

Text=髙村将司 Photograph=本間 寛

*本記事の内容は17年6月取材のものに基づきます。価格、商品の有無などは時期により異なりますので予めご了承下さい。 14年4月以降の記事では原則、税抜き価格を掲載しています。(14年3月以前は原則、税込み価格)