愛せずにはいられない! ある若手ベンチャー起業家の腕時計溺愛コレクション

雑誌「ゲーテ」編集長の友人で、若くしてビジネスに成功し、 かつ高級腕時計をコレクションしているという起業家がいるという。 彼に話を聞くべく、港区にある高層マンションへと乗りこんだ!

「時計選びの基準は純粋なひと目惚れ」

「時計はね、いつもひと目惚れで買うんです」

そう語るG.S氏が高級時計にはまるきっかけとなったのが、20代後半の時に出合ったレパードモチーフの「コスモグラフ デイトナ」。ヒョウ柄の文字盤とベルトが極めて個性的なそのモデルに衝撃を受け、すぐさま購入したというからこの男、なんとも規格外である。

最近のひと目惚れはオーデマ ピゲ(左)。少し懐かしい顔のヴァシュロン・コンスタンタン「マルタ・トゥールビヨン」(右)

これまでに数多くの腕時計を手にしてきたG・S氏が大事にしているのは、出合った瞬間のフィーリング。

「相手の”顔”にひとめ惚れできるかどうか、それが僕にとっては一番重要。時計は、自分がまだ仕事で頑張れている証拠というか、己を奮い立たせるものだと思うんです。だからこそ、ビビッときたものを選びたい」

G・S氏が最近購入したのは、オーデマ ピゲの「ロイヤル オーク・ダブル バランスホイール・オープンワーク」だ。

「編集長にも相談にのってもらいました。これ、どうですか? っ(笑)。人気モデルでなかなか手に入らないかも? と聞いていたんですけど、思ったより早く手に入りました。実は次に気になっているものが既にあって、パテック フィリップのスカイムーンっていう、受注生産のおそらく2億円くらいする時計。おいそれとは買えないけれど、次の大きなプロジェクトが成功したら、ちょっと欲しいなと思っているんですよ」

キラキラした眼で目標を語る姿は“時計好き”そのものだ。“ひと目惚れ”の時計選びだけに、その純粋さが清々しい!

手許にある時計は全部現役で、きちんとワインダーに収納している。右からウブロ、ハリー・ウィンストン、ロジェ・デュブイ、そして、ロレックス、レパードモチーフの「コスモグラフ デイトナ」。デザイン的に灰汁が強く、機構が見える時計が好きなようだ。
G.S
システム開発会社 代表取締役社長。1976年東京都生まれ。大学卒業後に渡米してITコンサルティング会社に就職。独立してシステム開発会社を立ち上げ、成功を収める。

Text=鈴木裕之 Photograph=吉場正和