GOETHE

2022.6.23

8.9億円の家!
建築家・黒川紀章と画家・千住博の想いが詰まった邸宅

日本を代表する建築家、故・黒川紀章と、日本画家の大家、千住 博。ふたりのビッグネームがタッグを組んだ邸宅が、東京・世田谷区上野毛の閑静な住宅街にある。それが今回ゲーテで紹介する、敷地面積919㎡、建物面積784㎡を有する「茶室『瀑看席(たきみせき)』の館」だ。

この家があなたのものに?!
8.9億円の邸宅、販売中

この邸宅が誕生したのは1999年のこと。千住作品のコレクターだったオーナーが、その作品を存分に堪能できる新居を計画。その際、千住氏を介して、茶の湯に精通した黒川氏を紹介され滝を見るための茶室設計へとつながった。当時、黒川氏は大規模施設をメインに手がけていたが、この構想に関心を抱いたことで実現した、いわば“奇跡の邸宅”である。ちなみに、世界中を行き来する多忙な両者だったがゆえ、実際に設計に入る前段階まで往復書簡によって対話がなされていったというストーリーも興味深い。

通りに面した階段を上がると、風流な冠木門(かぶきもん)がお出迎え。それをくぐり、竹林を抜けた先に出現する母屋は、天然石に覆われた外壁と大きく張りだした庇、両サイドにガラスをはめ込んだモダンな格子戸があいまって、美術館のような風格が漂う。

通りから階段を上がった先に冠木門を設置。非日常は、ここから始まる。

未来に残したい
プライベートミュージアム

それは、室内も同様。大理石で彩られたエントランスホールの左手には、大型キッチンを併設した15畳以上あるリビングダイニングルームを配置。天井にくり抜かれた半円、壁面に設けられたガラス製の飾り棚、黒川氏がミリ単位でこだわったという格子状の扉など、どこをとっても絵になる空間が広がっている。リビングに面したウッドデッキの向こうには、しだれ桜やしだれ梅、ツツジなどに彩られた庭が広がるが、これは、黒川氏が「春の海」をイメージして造園させたとか。これひとつとっても、この邸宅の稀少性が伺えよう。

オーナーこだわりの茶室が位置するのは、敷地の最も奥にあたる高台。リビングから内廊下を通って行き来することも可能だが、この「春の海」を愛でながら、アクセスするのも、また一興。外路地を抜けると、蹲踞(つくばい)や腰掛待合を有した坪庭に突き当たり、にじり口から室内に入れるなど、本格的な造りが楽しめる。とはいえ、そこは黒川紀章。昔ながらの木造茶室ではなく、まずはコンクリートの四角い建物を造り、その中央に蛍籠を模した茶室を配置するなど、モダンでスタイリッシュに仕上がっている。「静と動、光と闇といった矛盾したものを共生させた花数寄」(黒川氏の言葉)を意識した、まさに現代版の茶室である。

「瀑看席」は、竣工当時、茶の湯専門誌で特集されたほど話題に。黒川氏と千住氏を招いた茶会も開かれた。

実はこの茶室、浅い池の上に建ち、周囲に水が巡らされ、一角には滝が流れている。これは、茶室から水の流れを堪能できるようにという、黒川氏の遊び心の表れだろう。「茶室の四方には、千住氏の壁画、『四季滝図(Water fall)』(現在は「軽井沢千住博美術館所蔵」)を掲げていました。そんな風に、かなりの大作を飾ることもできます」と、オーナー。

居室やバスループなどプライベート空間は2階に集約し、地下には、シアタールームと5、6台は停められる広い駐車場を完備。通りからは中の様子を伺えないなど、プライバシーも万全な「茶室『瀑看席(たきみせき)』の館」。自邸としてはもちろん、ゲストハウスやセカンドハウスとして利用するのもお薦めだ。

黒川紀章が風水を取り入れた邸宅、A-NEXTにて販売中!

茶室「瀑看席」の館 ¥890,000,000

世田谷の上野毛駅から徒歩4分、第一種低層住居専用地域の閑静な住宅街に位置する一戸建て。玄関までのアプローチには美しい竹林がそびえ立ち、庭にはしだれ桜としだれ梅があり室内から花見も可能。リビングから通じるテラスではバーベキューも楽しめる。

■商品詳細
所在地:東京都世田谷区上野毛1丁目
交通:東急大井町線 「上野毛」駅 徒歩4分
建物面積:784㎡(1階246.44㎡、2階175.93㎡、地下361.63㎡)
土地面積:919㎡
部屋:リビング・ダイニング15畳以上、主寝室10畳以上、和室など
間取り:4LDK 駐車場:地下車庫(5台以上)
構造:RC造地下1階 地上2階 築年月:1999年12月

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A-NEXT

http://www.a-nexthome.com/goethe/

TEXT=村上早苗
PHOTOGRAPH=山本慶太