2023.11.28

【カシオ】
大沢たかおが惚れた、
大人のための最上級G-SHOCK

【CASIO】

ただタフなだけではない。懐かしく、美しく、心躍る。「MRG-B5000」はそういう腕時計だ。カシオの技術とこだわりが詰め込まれた究極の1本に、俳優・大沢たかおも思わず笑みをこぼした。

職人の技を感じる上質なつけ心地

その時計を手にした大沢たかおが、うれしそうに目を細めた。

「僕らの世代のド真ん中の腕時計じゃないですか(笑)。19、20歳くらいのとき、モデルをやっていた頃は毎日G-SHOCKをつけていました。あの頃のモデルはみんな2〜3本は持っていたんじゃないかな。撮影の現場に行くときに自分がいちばんおしゃれだと思う格好をしていくわけです。僕の場合、海外の高級ブランドより古着のジーンズにスウェットとかをあわせて、時計はG-SHOCK。そういうスタイルがカッコいいと思っていたんです」

大沢たかお/Takao Osawa
1994年にドラマ『君といた夏』でデビュー。その後ドラマや映画で数々の賞を受賞する。現在、ドラマ『ONE DAY〜聖夜のから騒ぎ〜』に出演中。

彼が手にしていたのは、フルメタルの「MRG-B5000」。これぞG-SHOCKと呼べるフォルム、文字盤のレッドラインやレンガパターンは1983年に誕生したG-SHOCKの初代モデル「DW-5000C」と変わらない。だが、この「MRG-B5000」は素材だけでなく構造や機能も大きく進化した“究極のG”ともいえるモデルだ。

「重厚感のある見た目なのにとにかく軽い。そしてつけ心地が抜群にいいんです。肌に触れる感じが上質な感じがしました。僕はふだんあまり腕時計をつけないんですけど、腕時計をつけていて気持ちいいと感じたのは初めてかもしれません。見た目は昔のままだけど、クオリティがめちゃくちゃあがって高級感がある。若い頃にG-SHOCKをつけていた人たちは、みんな欲しくなるんじゃないですか」

大沢が感じた心地よさを生み出しているのは、素材と仕上げだ。ブレスレットに用いられているのは純チタンの3倍の硬度を持ちながら加工性に優れたチタン合金「DAT55G」。これを職人が丁寧に研磨処理することで極上のつけ心地が実現した。もちろんこだわったのはブレスレットだけではない。「MRG-B5000」はケース、ベゼル、裏蓋など4種類のチタン素材を使い分けることで、最高の強度と軽さ、美しさを追求。さらにケースとブレスレットにはDLC処理を施すことで、初号機を彷彿とさせる奥行きのある黒を表現した。G-SHOCKでは一体成型していたベゼルは25個のパーツを組み合わせることで、強く、美しく仕上がった。

「いまの時代にすべてMADE IN JAPANというのがすごい。僕もバイクとかメカニックに触りだすととことんこだわってしまうんですが、この腕時計だと0.01ミリ単位の調整ですよね。本当にトップレベルの職人しかできない作業なんでしょうね」

新しいことをやるときに一番大事なのが情熱

シャツ¥39,600、パンツ¥40,700(ともにウィーウィル/ウィーウィル TEL:03-6264-4445)、その他スタイリスト私物

G-SHOCKの最高峰を目指したフルメタルの「MR-G」シリーズが誕生したのは1996年。大ブームとなったG-SHOCKの未来を模索した開発チームの情熱が「壊れない金属製の腕時計」を生み出した。

「なにかを動かそう、新しいことをやろうというときは、結局情熱が一番大事なんですよね。というか、情熱がないとなにも始まらない。俳優の仕事なんかは特にそうで、ひとりの情熱が広がって周りを巻き込んでいかないと成立しない。でもそういうふうにやっていると敵もできちゃう。僕なんて敵だらけですよ(笑)」

2023年に公開された映画『沈黙の艦隊』では、主演と同時にプロデューサーも務めた大沢。原作者である漫画家のかわぐちかいじや、撮影に協力した防衛省・自衛隊には、彼自身でプレゼンしたという。

「プロデューサーとか肩書きはどうでもいいんです。僕は最終的に作品を受け取った方がハッピーであればいい。だからそのために自分がやれることはやろうと。ただプロデューサーとしてビジネスを考えることと、俳優としてクリエイティブを追求することは決して一致しない。俳優として現場が寒ければ『もっと暖房強くして』とワガママを言うくせに、あとで『どうして暖房代がこんなにかかっているんだ』ってプロデューサーの僕が文句を言う(笑)。そのあたりはうまい具合に使い分けて、臨機応変にやっています」

挑戦しないと意味がない

自らプロデューサー役を引き受けてでも作品の実現にこだわるのは、そこに新しい挑戦があるからだ。今年の仕事だけでも映画『キングダム』で王騎をやり、『沈黙の艦隊』で海江田をやり、ドラマ『ONE DAY〜聖夜のから騒ぎ〜』ではシェフの立葵時生を演じている。それぞれまったく異なる役柄で、「本当に大沢たかお?」と思うほどに見た目の印象も変化している。

「俳優という仕事をしている以上、挑戦しないと意味がない。挑戦しないのであればちがう仕事をやればいいんですから。僕に俳優という仕事の才能があるのだとしたら、それを全部使い切りたいんです。そのためには自分から挑戦していかなければならない。もちろんそこには失敗の危険性があるし、周りにはそういって止める人もいます。でも僕にとっては、成功するかどうかよりも、新しいことに挑戦して、ベストを尽くすことのほうが大切。仕事を引き受けるうえで、そのことを一番真ん中に考えています」

挑戦は自身の進化につながる。しかしそれは決して楽なことではない。

「もう30年俳優の仕事をしていますけど、毎回初日は初めて演技をした日に戻って、緊張してうまく喋れないんです。あれ、セリフってどうやって言うんだっけ、声ってどのくらい出せばいいんだっけ、カメラのどこを見ればいいんだっけって、毎回悩む。もう喉が乾いて口の中はパッサパサ(笑)。でもそれって悪くないなと思っているんです。決して慣れることなく、毎回緊張しながら全力で挑む。僕、いつ仕事が来なくなってもおかしくないと思っているんですよ。だから毎回一生懸命、後悔しないようにやりきる。それで次の仕事が来なかったらしょうがないと。それがたまたま30年続いているだけ。たまに自分でびっくりしますもん、まだ俳優をやってるって(笑)」

情熱と挑戦が歴史を作り、未来を生み出す。大沢たかおと「MR-G」は、同じ時代を生き、そして同じ道程を歩いているのかもしれない。

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TEXT=川上康介
PHOTOGRAPH=片桐史郎(TROLLEY)
STYLING=黒田領
HAIR&MAKE-UP=松本あきお(beautiful ambition)