アート界の異端児が語る“独自の美学” 常識をぶち壊し、唯一無二を目指す

『CALM&PUNK GALLERY』で開催された
『KOUSUKE KAWAMURA SOLO EXHIBITION 2020』にて。

Agica Lovers 4 Agica Lovers 4 コラージュアーティスト 河村康輔

既存のプロダクトを切り貼りするコラージュに、完成品を裁断することから始まるシュレッダーアート。
破壊と再生を繰り返す、なんともロックな手法で、独自の作品で、世間の度肝を抜いてきた河村康輔氏。
既成概念やルールに囚われず、己の信念を貫くアーティストが選んだのは、同じ美学を持つAGICAだった。

Text=村上早苗Photograph=鈴木規仁

既存のプロダクトを印刷した用紙をシュレッダーにかけて裁断し、再構築する。そんなシュレッダーアートや独創的なコラージュ作品で注目を集める河村康輔氏。

ものづくりのベースにしているのは、お行儀よくならないこと。そして、皮肉をこめること

この言葉には、10代でパンクカルチャーの洗礼を受け、誰に師事することもなく、独自に道を切り開いてきたアート界の異端児らしさが見てとれる。

河村氏の作品

裁断した用紙を何層も重ねながら、歪みやズレを生じさせる。そうして生まれた作品が、河村氏の近年の代表作に。

そんな彼が、アジカを生みだしたスタジオライン代表取締役CEO倉崎雄介氏と出会ったのは4年ほど前。知人の紹介で河村氏の個展を訪れた倉崎社長が、一目で気に入り、作品を購入。以来、交流が続いている。

倉崎さんから初めてアジカの商品を見せてもらった時の第一印象は、『うわっ、格好いい! これ、本当に日本のブランドなのか?』でした。日本は、清潔=白というのが一般的だからか、黒ベースのスキンケア製品は、あまり見ませんよね。ロゴやボトルの形状など細部にこだわっていて、これまでのメンズスキンケアのイメージを、いい意味でぶち壊されました。

河村氏の作品

AGICAのブランドロゴを使った河村氏の作品。

できれば、身の回りには、自分のセンスに合ったものを置いておきたい。アジカのシリーズなら、それがかないそうです

アートとメンズスキンケア、それぞれの分野で唯一無二を目指す両者の挑戦は、これからも続く。

河村氏(右)と倉崎社長(左)。「同い年で、若い時に影響を受けたアートや音楽などが同じだからか、すぐに意気投合しました」(河村氏)。
「河村さんは、既存のものを再構築し、”オンリーワン”にしている。そこに魅力を感じています」(倉崎社長)

Kosuke Kawamura

1979年広島県生まれ。国内外で個展を開くほか、大友克洋や有名ブランドとのコラボなど幅広く活躍。デビューから2019年までの作品を収めたアートブック『KOSUKE KAWAMURA ARCHIVES(SPACE SHOWER BOOKS)』(トゥーヴァージンズ)を発売。studiozaide.com

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