「ルイ13世」を溺愛する敏腕弁護士・前岨博が秘蔵コレクションを公開!

「生涯の友」「人生を豊かにしてくれる宝」……。酒を表現する言葉は数あれど、共通する思いは「酒のない人生などありえない」だろう。酒をこよなく愛する男たちの熱狂と、自身の秘蔵酒を披露する。


ほしいコニャックには目がない

弁護士法人の代表を務める前岨博氏は、世界各国を旅し、その土地の酒と料理を味わうことを至上の喜びとしている。ウイスキー、ブランデー、ワイン、日本酒とあらゆる酒を嗜むが、特に好きなのがコニャックだという。

「20歳で初めて飲んだ時、刻々と変化する芳醇な香りやまろやかな味に衝撃を受けました。蒸留酒なのに醸造酒のようなニュアンスもあり、単体で十分満足できる、まさに主役的存在。そこがコニャックの他の酒にはない深みですね」

珍しいコニャックには目がなく、見つけると即購入。自宅にはマニア垂涎の高級ボトルが何本も並び、さながらバーのようだ。今では入手不可能なレアな酒も珍しくない。なかでもひときわ光彩を放つのがレミーマルタンの「ルイ13世」だ。

「十数年前に初めて飲んだ時、心底感動しました。水のようなすごい酒だと。味がないという意味ではありません。いくら飲んでも疲れず、逆に頭と心が冴えてくる。

あまりの旨さに数日で1本空けてしまいました。以来、ずっとルイ13世を飲み続けています。他のコニャックとは一線を画す、まさにオンリーワンの至高の酒ですね。


前岨博の愛すべき究極の1本

ルイ13世 クラシック ¥340,000(700ml)
100年以上熟成した原酒を含む。約1200種にも及ぶ原酒をブレンドし造られるコニャックの代表格。

Hiroshi Maeso
1974年生まれ。国内中堅規模の法律事務所パートナーを経て、2016年にTOMA弁護士法人を設立。クライアント企業の日常的な法律相談から紛争案件まで幅広く携わる。


Text=山下久猛 Photograph=古谷利幸