美食を求め続ける3兄弟に福山雅治が加わった理由 ゲーテイスト2018

読者に薦めて絶対に自信のある店、という鉄の掟を課して今年も美食を探求したゲーテイスト3兄弟。美男で聡明なデキのよい四男の加入により、関係性に新たな展開が!? 舞台となった次男・秋元康絶賛のフレンチビストロは、白熱トークのリングと化す!

いいレストランに出合うと福山に教えたい、と思うんだ(見城徹)

超多忙を極める4人が奇跡的に集まったこの日。カウンターから放たれる美味とワインを味わいながら、話はそれぞれの出会いと第一印象からスタート。切りだしたのは、福山雅治。

福山雅治(以下、福山)僕は曲作りに時間がかかるほうで、いつまでたっても要領よくできない。鬱々(うつうつ)としていた時に見城さんの著書『憂鬱でなければ、仕事じゃない』を拝見して。大先輩の年齢になっても苦しんで、暗闇の中で葛藤しながらジャンプし続けているのがとても励みになりました。

見城徹(以下、見城)それは嬉しいね。

福山見城さんが(30年前に)編集長をされていた『月刊カドカワ』はとても好きな雑誌でしたし、いつかお会いしたかった。若く未熟な時でなく、年を重ねてからお会いできてよかったと思っています。

見城その頃に会っていたら、僕は得意げな嫌な野郎だった気がする。福山雅治にとって僕は「遅れてきた青年」なんですよ。67歳にもなって、こんなにいい出
会いがあると思わなかった。

福山秋元さんとの出会いはラジオ番組。実家の母ちゃんが送ってきた干し柿を秋元さんに薦めたら、「食べる、食べる」って1個ぺろりと食べてくださって。信頼できる人だなと。

秋元康(以下、秋元)柿で?

福山柿で。普通、初対面の人の実家から送られてきたものをその場で食べたりしませんよ。

見城旨けりゃ食べるよな。

秋元食べる。すごく旨かったし。

福山まさか秋元さんが僕の母ちゃんの干し柿を食べるシーンなんて想像しませんよ。もうね、キュンとした。感動ですよ。

秋元そう、柿でねぇ……。

四男には美味しくお酒が味わえる店を紹介したい(小山薫堂)

福山薫堂さんはすごくキュート。ちょっと天然なところがあって、そのギャップがまた……正直、モテますよね?男が憧れと同時に嫉妬を覚えるタイプ。

小山薫堂(以下、小山)絶対にないですよ。そんなことよりもっと別の話を。

見城僕は秋元も、小山もそうだけど、特に最近親しくなった福山のことは急速に理解しています。変に格好つけたりしないし、衒(てら)いがなく、率直で、人間として信頼できる男ですよ。

福山嬉しいですね。

秋元ベタ褒めですね。

見城大体、ものづくりの才能がある人って嫌なヤツが多いけど、福山は違うよね。珍しい。だからこそ四男として、兄弟付き合いしたいと思ったんだよ。

小山 手が届きそうにない高尚感と下ネタも話せる俗っぽさが共存している。バランス感覚がすごいです。長崎の故郷を大切にしているのも素敵だと思う。

福山ありがとうございます。

小山でも最近はかなり攻めてきますね? 今回、四男が登場してこれで僕への無茶振りがなくなるなと思ったら、2人が3人に増えただけだった。

福山風向きが悪くなったので話を変えますが(笑)、スタート当時から「ゲーテイスト」は一読者としてファンでした。

見城・秋元・小山ほぉ〜

福山君を連れて行きたいカウンターの店も出しました(秋元康)

福山スケジュールは仕事優先で会食もほとんどないですから、極上のレストランというものに疎くて。三兄弟とお会いするまで、店選びの選択肢は狭かった。

見城福山と知り合ってから、いいレストランに出合うと連れていってやりたいと思うんだよ。

秋元親心ならぬ、兄心ですね。

福山三兄弟が連れてってくださるところはクリエイティヴな店ばかり。刺激になっています。

見城今回の「ゲーテイスト」はそれぞれ福山雅治に行ってほしい、ぜひ教えたい店を選んでアイコンをつけています。

小山僕はお酒を美味しく飲ませてくれる店を紹介したい。比較的カジュアルで、肩が凝りすぎない。個室があればベスト。

福山この神楽坂『BOLT』は以前、秋元さんに誘っていただいたのに、うかがえなかったので。今日は楽しみでした。

秋元どの料理も全部美味しいから、一度連れてきたいと思っていて。でも今後は混んじゃうな。

福山すでに予約が取れないとか。

見城雰囲気もいいしね。福山の場合、貸し切らないと無理かな。

秋元いや、福山君もこういういい店にふらっと飲みに来られるような大人にならないと。

福山はい(笑)。

見城さすがに隣に福山が座っていたら、お客は変に思うだろう。

秋元福山雅治が市井(しせい)の人たちと一緒にカウンターにいるのがいいんですよ。こういう店なら変に馴れ馴れしい人もいないし。本来は女性と来てもおかしくない。福山ファンも大人なんだし。

福山ははは(笑)。

秋元もしおしのびで行くなら、薫堂を見習って、そこは上手くカモフラージュでもして。

見城話が違う方向へ飛んだね。

福山僕も後学のために知りたい。

小山ないです。やめてください。

秋元福山君、まだ食べられるよね?シェフ、料理どんどん出して、底力を見せてやって。

クリエイティヴな店ばかり。すごく刺激になります(福山雅治)

福山『BOLT』のようなサイズ感でやっているお店は、シンガー・ソングライターの在り方と共通するところがある気がしていて。目が届く範囲でパフォーマンスをする、という。

秋元なるほど、確かにね。

福山ライヴハウスから始まり、ホールからアリーナ、ドームからスタジアムと拡大していって、それはそれで得るものも大きいし、自分の人生やキャリアを悔
いてはいませんが、シェフは内装から料理、接客まですべてご自身でやっている。ずっと憧れてきた生き方でもあるし、仕事ぶりを見ると憧れと同時に嫉妬
みたいなものも感じます。

見城その感情、わかるな。

福山時間の使い方も考えさせられました。多忙でも、秋元さんはレストランは好きな人と行きたい場所、好きな人と美味しいご飯を食べるのが一番幸せだと、よくおっしゃっていますよね。

秋元僕が?言っていた?

福山年を重ねると、その考えと言葉が染みるんですよ。

小山さすが次男。深いですね。

福山「仕事ばかりしていてもつまらない」ともおっしゃいます。

見城秋元が?一番仕事している人がよく言うよな。

福山他の人に言われたらカチンときますけど、秋元さんが言うとすごく納得する。時間の使い方を変えて、僕は僕の働き方改革をしなきゃダメだな、と。

見城出来がよすぎるよ、四男は。

秋元どこまでまじめなんだ。

小山僕たち立場ないです。

スーツ¥333,000(Saint Lau rent by Anthony Vaccarello/イヴ・サン ローラン10570・016655)、シャツと チーフはスタイリスト私物
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Masaharu Fukuyama
シンガー・ソングライター、俳優。1969年長崎県生まれ。
5 月には京セラドーム大阪と東京ドームでの公演が決
定しており、主演映画『マンハント』も公開中。


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Text=粂真美子 Photograph=薄井一議 Styling(福山氏)=申谷弘美 Hair & Make-up(福山氏)=新宮利彦