美食ガイドブック『ゴ・エ・ミヨ 2020』出版! 授賞式のサプライズゲストは郷ひろみ、渡部建、中村アン

レストランガイドブック『ゴ・エ・ミヨ』の日本版第4弾が2月19日に発売。その出版を記念した授賞式に豪華プレゼンターが登場した。日本全国からトップシェフが集結し、大盛況だったイベントの様子をレポートする。

日本を代表するシェフたちが各地から集結! 

黄色い表紙が目印の『ゴ・エ・ミヨ 』。

1972年にふたりのフランス人ジャーナリスト、アンリ・ゴとクリスチャン・ミヨによってパリで刊行されたレストランガイドブック『ゴ・エ・ミヨ』は、今では『ミシュランガイド』と双璧を成すといわれ、世界中の美食家から絶大な信頼を集めている。

その日本版第4弾となる『ゴ・エ・ミヨ 2020』が発売。その出版を記念した授賞式がパレスホテル東京にて行われた。会場は日本各地から駆けつけたシェフたちをはじめ、700人のゲストが出席。どのレストランが選ばれるのかという期待と興奮に包まれた。

授賞式には、豪華なプレゼンターも登場。芸能界きっての食通として知られるアンジャッシュの渡部建氏、昨年話題となったドラマ『グランメゾン東京』に出演した中村アン氏、そして日本を代表するポップシンガーの郷ひろみ氏がプレゼンターを務め、受賞者にプレートと賞金が贈られた。

 「期待の若手シェフ賞」「トラディション賞」「テロワール賞」「ベストパティシエ賞」「ベストソムリエ賞」「イノベーション賞」「ベストPOP賞」「明日のグランシェフ賞」の受賞者が発表されるなか、トリを飾る「今年のシェフ賞」をフレンチ『カンテサンス』の岸田周三氏が受賞。  

日本を代表するシェフであり、これまで数々の賞を受賞してきた岸田氏だが、『ゴ・エ・ミヨ』の「今年のシェフ賞」には特別な思い入れがあったという。

「フランスの『アストランス』で修行していた時に、スタッフのみんなと話して、これから一年がんばってシェフのためにもう一個上を目指そうと。みんなで団結した結果、一年後にフランスの四大ガイドブックすべてで評価を上げることができました。そのなかでも一番嬉しかったのが『ゴ・エ・ミヨ』の評価。『ゴ・エ・ミヨ』で満点と言われる19点を獲得したと同時に、シェフが、僕が今日いただいた『今年のシェフ賞』を受賞したんです。スタッフみんなで大喜びしました」

「大きな目標を持って、それに対して努力をして結果を出す。そしてそれを評価してもらうという成功体験をすると、努力に対して迷いがなくなり、すごく仕事が楽しくて仕方がなくなるんです。修行をしていた20代前半の時、この鍋を磨いていて本当に一流の料理人に近づいているのかなって悩む時もありました。でも、成功体験を通して、やっぱりこの道は間違ってないんだ、正しいんだっていうことを経験できました。それから自分が爆発的に成長できた感覚があったので、今日は本当に嬉しく思っています。この賞は、いつも働いてくれているスタッフ全員と一緒にとった賞。みんなが、僕が『アストランス』でシェフのパスカル・バルボ氏の元で感じたことを思ってくれたら嬉しいです」

プレゼンターの郷氏は、シェフの仕事と歌手の仕事には通ずるものがあるとコメント。

「妥協するとその瞬間にすべてが終わる。本人が強い自覚を持たないと力は発揮できません。そして、自分が成長したいと思ったら、その思いをずっと持ち続けてがんばるしかありません」

記憶に残る美食体験を読者にもたらす『ゴ・エ・ミヨ』。その黄色いガイドブックは、若手からベテランシェフ、ソムリエ、そして生産者までにもスポットを当てることで、日本の食文化をより成熟したものへと導いてくれる貴重な存在なのだ。

『ゴ・エ・ミヨ 2020』
ゴ・エ・ミヨジャポン編集部 編
幻冬舎 刊 ¥3,000 (税込)
1972年フランスで刊行されたレストランガイドブック。今年は全部で673のレストランを掲載している。店の評価対象は「予約の電話か ら見送りまで」のレストラン体験全体。料理はもちろんのこと、 料理にあったアルコール類の提案、ホスピタリティ、店の設え、 カトラリーや器など多岐にわたる。評価は、『ミシュランガイド』の「星」に対してコック帽「トック」の数を最高5つとし、さらに細かく20点満点で採点する。

Text=ゲーテWEB編集部