日本酒を格段においしくするグラスとセラー【家飲み】

日本酒が、ブームを超え、新たな局面を迎えている。世界的に広がり、伝統に最先端の発想が加えられ、進化し続ける“SAKE”の今を紹介する! 
 

器ひとつで味わいも変化! 主役級のグラス揃い踏み

香りを逃がさない形状や適温を保てる容量など、日本酒の特性を活かす工夫がされた専用グラスを持つのは、もはや定番となりつつある。

そもそも日本酒もワインも食事も、気の置けない仲間や、パートナーとのテーブルならば、よりいっそう美味しさが増すだろう。同様に、適した器のほうが美味しく味わえる。酒も食事も舌だけではなく、環境や気持ちの高揚とセットで、脳で味わうからだ。

上質な日本酒が手に入ったのなら、考え得る最高の環境をつくって、できれば演出もして、美味しく味わいたいもの。自宅にある日本酒を数ランクアップさせる、グラスの妙を体感してみては。


温度管理が物を言う! 旨味を逃さない本格セラー

お気に入りの映画なら迫力のあるシアターで観たい。大好きな音楽なら音質のいいコンポで聴きたい。同様に良質な日本酒であればこだわりのグラスで、ベストな状態で飲みたいもの。最高の環境で酒を楽しめるよう、ツールは日々進化している。日本酒が変われば、美味しく飲むための環境も変化していくのだ。

これまでも日本酒にも対応するワインセラーはあったが、近年は日本酒の保存に特化した専用のセラーも増えつつある。全温度管理にこだわる酒蔵は、マイナス5℃近辺で管理しているところも多い。家庭でもマイナス5℃の温度で管理するのが望ましいだろう。セラーがあれば、慌てて飲み切らなくとも長く日本酒を楽しむことができる。常に旨い酒を、長く楽しむために投資するのもよいだろう。


Text=神舘和典