【RED U-35】日本一の若手料理人は誰か? 11月4日の最終審査に挑む6人とは?

RED U-35の"RED" は、RYORININ's EMERGING DREAMの略。 35才以下の若き才能を発掘する日本最大級の料理人コンペティションだ。今年で6年目を迎える本大会の応募総数は過去最多567名。グランプリの"RED EGG"を手にするのは誰なのか、その最終審査に挑むGOLD EGGの6人を紹介する。


GOLD EGGの6人が決定!

若き料理人による戦いがいま、まさに正念場を迎えようとしている。

未来を担う若手料理人の発掘と育成を目的とし、小山薫堂総合プロデューサーをはじめ、日本を代表する錚々たる料理人が審査員を務める「RED U-35」。今年の応募総数は567人。日本料理、フランス料理、中国料理などそのジャンルは多岐にわたり、これまでに培った技術やアイデアを武器に、最高賞のRED EGGを目指して熱いバトルを繰り広げてきた。

料理人のセンスだけではなく、知性や情熱、自己アピール力など、厳しい審査を乗り越えて勝ち進んできたGOLD EGGが、先日、東京と京都で行われた3次審査で6人選ばれた。

その最終ステージに進む料理人のもとに、小山氏が直接訪れ、審査に残ったことを報告するのが慣例だ。

「ゴールド選考に残ったことを伝えるのが、ときに心苦しいこともある」

たとえば、一人目のゴールドエッグ、川嶋亨さんは、3次審査を終えて、戦友たちと京都でささやかな慰労会をしていたところに小山氏が訪れ「このなかで最終に進めるのはひとりだけ」と告げられた。小山氏が気にしていたのは、苦しい戦いのなかで互いに切磋琢磨してきた仲間の絆が壊れてしまわないかということ。その場にいた4人のなかには年齢的に今年がラストチャンスという料理人も。それでも「誰が選ばれてもおかしくないし、素直に祝福できます」と口を揃えた。ゴールド候補に選ばれた川嶋さんは能登出身。現在は石川の『日本の宿のと楽 宵町』で料理長を務める。

「地元を食で盛り上げたいという熱意に感動しました」と小山氏もいうように、料理技術はもちろん、その人柄も高く評価された。2人目のゴールド候補は、兵庫県の『メゾンドタカ 芦屋』で働く糸井章太さん。

「正統派フレンチをしっかり踏襲しながら創造力や食材への慈しみを感じる料理」と審査員団も、新しい才能に魅せられた。

3人目は“厨房のピカソ”と呼ばれるピエール・ガニェールの信頼も厚い小林珠季さん。

「料理には抜群の安定感があるが、そこに留まらずクリエイティビテイを追求」する姿勢に期待を寄せる小山氏。女性シェフの躍進目覚ましい料理業界の星となるかに注目が集まる。

4人目は、その実力の高さに小山氏も思わず唸った本岡 将さん。現在、静岡県・富士宮の『レストランBio-s』でシェフを務める本岡さんの料理スタイルは“柔軟”。今回のファイナリストのなかでは最年少だが実力、才能に類まれなるものがある」と小山氏も絶賛。若き才能が、ゴールドに輝く可能性は十分にある。

ひとりひとりのもとを巡った小山氏は再び東京へ。5人目の候補者、山本紗希は『コンラッド東京』の料理人。自身につねに課しているテーマは食べ手に“物語を感じてもらう料理”を作ること。2次、3次で審査員団を魅せた“攻めの姿勢”は最終審査でも大いに発揮されるに違いない。

ラストは言わずとしれた中国料理の雄、脇屋友詞シェフ率いる『Wakiya 一笑美茶樓』で働く立岩幸四郎さん。軸のぶれない料理には堂々とした風格があり、3次審査で披露した伊達鶏を使った“八宝鶏三乞”は、多くの審査員から高い評価を得た。

この精鋭たちによる最終戦は11月4日に行われる。ラストステージで、もっとも輝きを放つのは誰なのか。日本の料理界に新風を吹き込む新たな星が誕生する瞬間をしかと見届けたい。


RED U-35公式サイト
https://www.redu35.jp/


GOLD EGGに選ばれた6人の鶏料理


Text=小寺慶子 Photograph=アレックス・ムートン(人物)


SILVER EGG22人


BRONZE EGG55人