百華繚乱の東京チャイニーズ①『レッセフェール』The Killer Restaurant

東京の中華レストランは、まさに今、花盛り。個性豊かな新店のなかでもとりわけホットな2軒をご紹介!前回に続き、素材力を重視した若手の中華『レッセフェール』をご紹介する。

栃木しゃもの丸揚げ(半羽)¥6,000。120℃のオーブンで15分、火を入れてから高温の油をかけながら揚げ焼きに。皮目のパリパリ感、肉のジューシーさに驚く。広東のあひるの焼物をイメージしたというシェフの新作。山椒塩と梅のソースで味の変化を楽しめる。
左:ホンビノス貝と舞首とX0醤のあっさり汁そば¥1,200。 鶏と豚肉からとった出汁、貝の旨みが凝縮したスープは、思わず飲み干してしまうほど美味。 右:足利マール牛 "酔っ払い牛" ¥1,200。紹興酒でマリネした牛肉を漢方スープでしゃぶしやぶしていただくオリジナルメニュー。

素材力を重視した若手の中華に注目

ここ数年で東京のチャイニーズシーンが大きく変わった理由は、若手料理人の台頭にある。自由な発想でオリジナルの中華を追求する料理人がどんどん増えているが『レッセフェール』のシェフ、藤本健太朗さんもそのひとりだ。

フランス語で"自由放任主義"を表す意味深な店名。店構え同様、料理は一見シンプルながら、なじみやすさとユニークさを備えた料理が充実。酔っ払い海老を牛バージョンにアレンジした足利マール牛"酔っ払い牛"や、新作の軍鶏の丸揚げなど、自身の出身地である栃木の食材を盛り込むのもシェフのテーマだ。中華料理のなかでもヌーベルシノワの世界に強く惹かれたとあって、味のインパクトは強いが、どの料理も軽やか。

「あん肝でヒットを出したい」「冬はジビエを生かした中華が作りたい」と、意欲十分な若手料理人から目が離せない。

Laissez-Faire
TEL03-6805-3301
住所東京都世田谷区池尻1-11-8 和光ハイム1F
営業時間12:00~L.O.13:30、18:00~L.O.23:30
休み月曜ランチ、水曜
備考席数:12席、個室:なし
料金:ディナーコース¥5,800


Text=小寺慶子 Photograph=上田佳代子

*本記事の内容は17年10月取材のものに基づきます。価格、商品の有無などは時期により異なりますので予めご了承下さい。 14年4月以降の記事では原則、税抜き価格を掲載しています。(14年3月以前は原則、税込み価格)