体験型アトラクションの仕掛人・林 祥裕のカリフォルニアワイン愛

体験型アトラクションを仕かける林祥裕氏は、仕事相手と同じ経験を通してコミュニケーションを図る。そこに隠れたサービス精神の形とは?


マグナムボトルは余興!?

脱出アトラクション「インスパイヤ」やサバイバルゲーム「バトルスポット」など、リアルゲームの仕掛人、林祥裕氏。ワインに出合ったのはロサンゼルス留学中。ワイン愛好家の叔父や友人の手引きでワインの世界へ足を踏み入れ、「一時は給料の半分をつぎこんでいた」と言う。

特に入れこんだのが、希少なカルトワインの多いカリフォルニアワイン。その頂点のひとつ、パーカーポイント100点のハーラン2001年も入手済みだ。

「でも最近は銘柄にこだわらず、6本50万円のセットを思いつきで買ったり、ソーヴィニヨン・ブランなどの気軽な白ワインを飲むことも増えましたね」

より高額なもの、よりレアなものへとのめり込むワイン愛好家が多いなか、自由な発想で、遊びの選択肢を持つ。モノより体験の密度を重視する点が、林氏のビジネススタイルに重なる。

「仲間と体験を共有することがもっとも大切です。ワインも同じ。場を盛り上げるためのマグナムボトルもコレクションしています。

初対面でもワインを通じて長年の仕事のパートナーになった人もいる。そんな化学反応を起こしてくれる大切なコミュニケーションツールです」

カリフォルニアの有名銘柄がずらり。マグナムのほか、なかなかお目にかかれない3Lボトルも!  

Yoshihiro Hayashi
ヒューマックスエンタテイメント代表取締役社長 1969年東京都生まれ。慶應義塾大学法学部卒業後、大手飲料メーカーに入社。UCLAでMBAを取得し、2013年より現職。脱出ゲームをより身近なものに感じてもらいたいと、リアルゲームを主軸にした事業を展開する。


Text=西田 恵 Photograph=鈴木拓也