長野『GUUUT』 で週末限定の絶品タイ料理を食す ~Killer Restaurant

フードロスが悩ましい昨今。昔からの知恵"保存食"を新たな解釈で再構築する動きが出始めている。その最先端を行く店をご紹介。


和製タイ料理の真骨頂

東京・六本木で和食店『さだ吉 鎹』を営む三浦俊幸氏。週末には故郷の長野県箕輪町で無肥料・無農薬の自然栽培を手がけ、収穫物で保存食も仕込んでいる。

5年ほど前、もち米や大豆、魚を使った発酵のルーツがタイにあることを知り、興味を持った。

「特にイサーン地方の食文化が、子供の頃の味の原風景と重なるんです。タイでは今も変わらず発酵という命をつなぐ知恵が生きているのに、私たち日本人は過去に大切なものを置いてきてしまったことを痛感。命を養う料理を身体で感じてほしい」と、昨年、地元にある築150年の蔵を借りてこの店を開いた。

日本とタイのつながりを意識しながら、食材は地元のできるだけ原種にこだわり、箕輪の自然環境で発酵・熟成。それでいて、繊細な味わい、盛りつけで今の時代感も追求。日本のルーツを次世代へ残したいという三浦氏の思いが味蕾に響く。

GUUUT
TEL:090・1541・0215
住所:長野県上伊那郡箕輪町中箕輪542-1
営業時間:主に週末営業、18:00~22:00 
休み:不定休(営業日はFacebookで告知)
席:8席
料理:タイ料理 おまかせ¥3,000、¥5,000、発酵料理コース¥8,000(内容は季節による)。前日までに要予約。『さだ吉 鎹』でも予約可。


Text=藤田実子 Photograph=大谷次郎