ワインを巡る本音女子会 こんな葡萄紳士に誘われたい♡

職業も知識量も違うが、ワインが大好きな女性たち。 ワインを嗜む時に、「こんな男はイヤだ!」と感じるあれやこれやを、 包み隠さず語っていただいた。男性諸君、心して聴きましょう!

見られてます! あなたのワイン流儀

プロフェッショナルであるソムリエール伊藤明日香さん。ゴルフはプロ級、ワインはビギナーのレッスンコーチ高橋友希子さん。ひとりでワインバーにも行く美容系PR高山瑤子こ さん。さまざまなワイン経験を持つ3人から、さてどんな本音が!?

伊藤 ワインを選ぶ時に気をつけてほしいのが、自分の知識とワイン遍歴があるがゆえに、ひとりよがりの頼み方になってしまうこと。ちゃんと女性にも意見を聞いてあげて。

高橋 初心者にもひと言聞いてほしい。例えば数種の候補から、どんなタイプが好み?みたいだと嬉しいのに。

高山 男性がソムリエとコミュニケーションを取りながらワインリストを見ている姿、実は好き。いろいろ知っているように思えて、安心してお任せしようという気分になります。

伊藤 ソムリエの立場からも、もっと私たちを使って!と思います。価格帯・味の好み、頼んだメニューに合うのは?などと相談してくれたほうがスマート。

高山 でもスタンプラリーのように、高級ワイン遍歴だけをステータスにする方には惹かれないですね。

伊藤 確かに高いワインは美味しいけれど、美味しさの基準が〝価格〞だけになっている方はちょっと残念。逆に高いワインに慣れている方が、3000円〜5000円の美味しいワインを教えてくれるとグッときます。

高山 自宅に高級ワインの空き瓶を、これ見よがしに並べてあるのもちょっとイヤです。生まれ年とか、かわいいラベルだからというのはアリだけど。

高橋 セラーの中にいいワインばかり入っていても、今日開けないならいつ開けるの?と思っちゃう(笑)。

高山 高い銘柄だからではなく、こういうところが好きだからとワインの特徴を知ったうえで薦めてくれる人がいい。彼の好みがわかりますし、一緒に飲めばより彼への理解が深まる感じがします。

高橋 そう、好奇心をそそられるし、それなら……と飲みたくなる。でも語りすぎは厳禁! ずーっと詳しく説明されると「早く飲ませて!」と思ってしまいます(笑)。私が初心者だからと、先生のように上から目線で説明されるのも苦手。

伊藤 絶対にNGなのが、ドラマや漫画のように「草原をかけ抜けるような……」とか「天使の羽のような……」という表現をすること(笑)。

高橋 そうそう!

伊藤 言うとしても簡潔に。「香りが華やか」とか「果実味がしっかりしている」ぐらいでいいんです。ソムリエは香りや味わいを分析して、その要素を共通認識としてフルーツや花に例えて表現しますが、その表現はプロに任せましょう。 過剰ワードは必要なし!

高山 ワインを飲む時の仕草も気をつけてほしい。女性はしっかりと見ています!レストランにも詳しく、ステータスもある方なのに、ワインをジャバジャバ注いじゃうとか。

伊藤 テイスティングの時に、プロがやるように口に含んでズズズッと音を出して飲むのもダメです。口の中で転がしたり、空気に触れさせる飲み方は、プロがやること。ワインの変質は香りをかいだ時点でわかるので、変な香りがしなければ基本的に大丈夫。ワインを口に含むのは温度確認のためなんです。通常レストランはちゃんと温度管理をしているので、香りだけでOKしても構わない。もし温度の好みがあれば、口に含んで「温度もう少し下げて(上げて)いただけますか」と言うとツウっぽくって素敵ですね。

高山 でもスマートな方もいますよね。ひとりで飲んでいた時に、常連の方から「そのワインが好きならこれも飲んでみませんか」と言われたんです。無理やりではなく、よかったらという感じだったので素敵でした。でも、好みも聞かずに「あちらのお客さまからです……」というアレはナシですよ(笑)。

高橋 私は仕事柄「ゴルフでベストスコアを出したので」と言われたら、素直にワインでお祝いしましょうとなるかも(笑)。

高山 あとワインの好みをちゃんと覚えてくれている人。「こういうのが好みと言っていたから、このお店がお薦めだよ」とか言われたら、「じゃ、一緒に行こ♡」となる。

伊藤 そして間違いないのは、バースデービンテージのプレゼント。その発想と探してくれた努力がやっぱり嬉しい。これならカッコつけてもOK(笑)。

全員 お待ちしています!


NG1 女性もソムリエも無視してひとりでワインを選ぶ男

彼女がワイン初心者でも、何も聞かずに置いてきぼりはダメ。店の料理とワインを一番理解するソムリエの知識を利用して、上手に使うのも男の技量。己の知識はひけらかさず、ソムリエとの会話に忍ばせましょう。


NG2 スタンプラリー的に高級ワインを飲んだ自慢をする男

5 大シャトーにロマネ・コンティ……、素晴らしき経験を重ねたワイン遍歴も、その自慢話ばかりでは女性もげんなり。本当にワインが好きなの? それとも高級ワインを飲める自分が好きなの? と思われてしまいます。


NG3 蘊蓄(うんちく)を語るのが詩のように長すぎる男

「ヨーロッパの広葉樹が生い茂る森で、木漏れ日に暖められた土の……」とか「○○にいた生産者がこの畑を19××年に購入して……」とか長い表現や蘊蓄はご法度。女性は早く飲ませろ! と心の中で叫んでいます。


NG4 ガサツな飲み方、注ぎ方をする男

女性に注がせないのは当たり前ですが、ジャバジャバ注いだり、水のようにガブガブ飲むのはNG。注ぐのはソムリエに任せて、「口の中に残る料理の余韻に合わせるイメージ」(伊藤さん)の助言どおり、ゆっくり楽しんで。


右:ソムリエール
Asuka Ito
一昨年オーナーソムリエールとして千葉・市川に、市川ワイン食堂「ディッシュカッシュ」をオープン。今はロゼに注目。
「ワイン選びはカッコつけずに。外面だけにとらわれないでくださいね」
中:ゴルフレッスンコーチ
Yukiko Takahashi
ゴルフは6 歳からスタート。現在はプライベートレッスンも担当する人気コーチ。ワインは初心者だが、ピノ・ノワールが好き。
「いつもはカジュアルでも、ワインを飲む時はスマートに振る舞ってほしい」
左:美容系PR
Yoko Takayama
サロン「アナスタシア」「カージュラジャ」のPR。週2 ~ 3 回はワインバーへ。今ハマっているのは、モルドバ産のワイン。
「味を批判するのではなく、いい個性を見つけて一緒に楽しみたいです」