相手との距離を近づける鮨屋②『鮨 長島』The Killer Restaurant

白金高輪に昨年暖簾を掲げた鮨店。志は高く、敷居は低く。 若き店主の心意気を味わえるプライベート感ある新店は、デートにも使いたい。

元漁師、人情派の職人が握る旬魚の鮨

昨年12月8 日、白金高輪の通り沿いに暖簾を掲げた『鮨 長島』店主・新井智晴氏。店名と名前が一致しないが、聞けば「鹿児島県長島で漁師をやっていました。お世話になったので恩返ししたい」との理由。義理堅く気さくな人柄は、料理や鮨、もてなしにも共通しているようだ。

漁師から和食の料理人の道へ。店主・新井氏は日本橋の鮨店からハワイ『鮨 おのでら』、NYの系列店を経て独立。

おまかせは旬魚で仕立てた料理からスタート。握りは一押しのネタに始まり王道のマグロ、あん肝や漬物で口直しをして貝、海老、雲丹へとつなげる。長期熟成の赤酢を効かせ、こまめに差し替える鮨飯に、元漁師の目利き力が行き届くネタの数々。1 週間費やして完成させる自家製醤油など、こだわりは尽きない。

北海道・噴火湾の毛ガニ カニ味噌とジュレ。

開店前は、ハワイ『鮨 おのでら』で腕を磨き、NY経由で帰国した経歴の持ち主。「ご縁に恵まれた」という店主の仕事を目の前に、アットホームな雰囲気のなかで味わう鮨は格別。希少な若き新店だ。

Sushi Nagashima
電話:03-3443-3900 
住所:東京都港区白金5-10-10 
営業:17:30~22:30(最終入店) 
休み:水曜 
席数:カウンター7 席 
料金:おまかせ握り¥20,000


Text=粂 真美子 Photograph=上田佳代子