世界のスターシェフたちの料理を堪能できる「COOK JAPAN PROJECT」とは?

2020年1月までの期間限定。東京・日本橋で始動した「COOK JAPAN PROJECT」は、ミシュラン星つきのシェフや予約困難店のシェフ、注目の若手シェフなどが世界中から来日し、日本食材を使った特別メニューを供する、スペシャルなレストランだ。


日本食材の新たな魅力を発見する

東京・日本橋にあったスペイン料理「サンパウ」の跡地に、今年の4月から2020年1月までの期間限定でオープンしたレストラン「COOK JAPAN PROJECT」。

リレー形式に世界中からシェフが来日。このプロジェクトのためにオリジナルの料理を考案し、各々が数日間だけ腕を揮う。シェフは、フランス、イタリア、ぺルー、メキシコ、タイなどのトップシェフばかり。

多くのグルマンが美食を求めて世界中を飛び回る昨今。この企画は、東京にいながらにして、いつか食べてみたいと憧れていたシェフの料理を味わえる絶好のチャンスだ。いずれの料理も、多皿で提供するデグスタシオンメニューを採用しており、各シェフの持ち味を余すことなく楽しめる。

去る4月5日、オープニングシェフを務めたのは、フランスで唯一2軒の3ツ星レストランを持つヤニック・アノレ氏。初日を迎える前にすべての席が埋まってしまうほど大盛況だった。

参加したゲストを驚かせたアノレ氏のコースは、「かぼちゃのエクストラクションのタルテレッタ」からスタート。アノレ氏の代名詞ともいえる「エクストラクション」は、油や他の食材を使用せずに素材の味やミネラルを抽出する技法。それはフランス料理の真髄であるソースに新たな可能性を与えたと言われている。

他にも、うなぎの燻製クリームをラングドシャにつめた料理や、おにぎりへのオマージュを込めたものなど、全11品。ゲストはアートのように美しく、鮮烈な味の料理を存分に味わった。

ところで「COOK JAPAN PROJECT」には、料理に日本食材を使用する決まりがある。例えばフレンチなどでよく用いられるキャビアも、日本産のものでなくてはならない。

今回、アノレ氏は、静岡で生産されているキャビアを用意。大粒でフレッシュな味わいだと他のシェフからも好評だった。

キャビアは輸入する過程で、低温殺菌が施されていたり、油が酸化してしまっているため、そういった加工がされていない国産のものは、実はキャビア本来の美味しさを味わえる。ちなみに、今季分のキャビアは終了してしまい、次は11月以降に出荷が始まる予定だ。このように、世界のトップシェフたちが、日本人ですら気がついていない日本食材の存在や魅力を教えてくれるのだ。

今後も注目のシェフが目白押し! ここでしか味わえない、世界トップクラスのシェフたちの料理を堪能する機会を逃してはならない!


Chef's Line up

4/25~30
ヤコブ・ヤン・ボエルマ

フランスとベルギーに次ぐ美食の地として知る人ぞ知るオランダで、3ツ星フレンチ「デ・リースト」のシェフを務める。世界各国を渡り歩き、その土地ごとの食材を研究してきたボエルマ氏が、日本の食材をどのように料理するか、必食!


5/4~9
ダニ・ガルシア

液体窒素を最初に用いたシェフのひとりである、ダニ・ガルシア氏。2018年11月にミシュラン3ツ星を獲得したが、今年の10月にレストランを閉鎖することを突如発表。そのため、ガルシア氏の料理を味わえる貴重な機会となっている。


5/19~23
ラファ・ペニャ

スペイン・バルセロナの中心地にある「グレスカ」のオーナーシェフを務める、ラファ・ペニャ氏。料理は驚くほどシンプルだが、素材を生かした調理方法によって最大限の美味しさを引きだす。舌の肥えたスペイン人を虜にする隠れた名店だ。


5/30〜6/3
フレドリック・バーセリウス

数多くのレストランが軒を連ねるニューヨークで2ツ星に輝いた「aska」のオーナーシェフ、フレデリック・バーセリウス氏。自然豊かなスウェーデンで育ったバーセリウス氏が手がける料理は、新しさがありながら、どこか懐かしさを感じさせる。


COOK JAPAN PROJECT
住所:東京都中央区日本橋1-6-16 COREDO日本橋ANNEX
TEL:03・6821・5689(平日10:00~19:00)
開催期間:2020年1月末日まで
営業時間:シェフにより営業日数・時間帯の内容は異なる
席:40席
予約方法:公式ホームページ https://cookjapanproject.com/
     または電話にて


Text=小林真利子(ゲーテWEB編集部)