大森に行ったらこれを食べないではいられない! 下町風情が残る街の肉グルメ4選

東京・大森は、下町風情が色濃く残る大田区北部のエリア。老舗からおしゃれなレストランまで、さまざまな料理店が軒のきを連ね、かならずおいしい料理に出会えます。なかでも素材にこだわった肉料理は、毎日でも食べたいおいしさ。大森の自慢の一品をご紹介します。


和牛の旨みが凝縮された贅沢なハンバーグ

JR大森駅中央改札口を出て左側の通路を進むと、大森東急REIホテルの3階エントランスに出た。大きな荷物を抱えた宿泊客にとって、この利便性はありがたい。

レストラン「シャングリ・ラ」はホテルの5階にある。ランチやディナーの時間には、宿泊客だけではなく、常連や地元の人たちでにぎわう。人気のハンバーグは、和牛100%。

ナイフを入れた瞬間、中に閉じ込められた肉汁がじわっとあふれ出る。ソースは、デミグラスソースとおろしポン酢ソースの3種類から選ぶことが可能だ。牛すじ肉と香味野菜を煮込んだデミグラスソースは、和牛の濃厚な味わいを引き立てるため、あえてさっぱりと仕上げているそう。おろしポン酢ソースは、かくし味にオレンジとすだちの果汁を加えていて、さわやかな香りが広がる。

店内は優雅でありながらアットホームな雰囲気。ホテルのレストランだが肩ひじ張らず、気軽に立ち寄りたい。

大森東急REI ホテル レストラン シャングリ・ラ
住所:東京都大田区大森北1-6-16
TEL:03-3764-9699
営業時間:7:00 ~ L.O.9:30(日曜・祝日7:00 ~ L.O.10:00)、11:30 ~ L.O.14:00、17:30 ~ L.O.21:00 ( ドリンク L.O.21:30)
http://www.tokyuhotels.co.jp/omori-r/


岩中豚の旨さに出会うポークソテー

JR大森駅から徒歩で約10分。一軒の古民家には「洋食入舟」という表札が。洋食入舟は大正13年創業。昭和24年ごろに大森駅前から現在の建物に移った。

メニューは、創業当時からほとんど変わらない。やわらかく旨みがあるという岩手県産ブランド「岩中豚」ロースのポークソテーは、赤身にすっとナイフが入り、かむとほろりと身がほぐれる。

外側は香ばしく焼き上げられ、中に肉の旨みがぎゅっと閉じ込められている。脂身を口に入れると、その深い味わいに驚かされる。脂のくどさがなく、さっぱりと甘みがある。デミグラスソースは創業当時から継ぎ足してきたもの。トマトソースをベースに和牛の煮汁と赤ワインなど、厳選した食材をじっくりと煮込んでいる。

「このソースは、私にとってなによりも大切なものです」と4代目の松尾さん。足しげく通う地元の常連たちのために、松尾さんは今日も腕をふるう。

洋食入舟
住所:東京都品川区南大井3-18-5
TEL:03-3761-5891
営業時間:11:30 ~ L.O. 13:30、17:00 ~ L.O. 20:30
休み:日曜・祝日の月曜


故郷の味を引き継ぐ羽根つき餃子

JR大森駅北口を出て左へ進み、ジャーマン通りに入る。山王小学校の手前にある路地を直進すると、中国家庭料理「大連」がある。

2代目の八木さんは中国大連の出身で、歳で来日した。当時の故郷のことはほとんど記憶にないが、やさしい料理の味は舌で覚えているという。意外にも、中国の餃子にはニンニクが入っていないそうだ。

八木さんこだわりの羽根つき餃子にも、ニンニクは使っていない。餡あんには豚の肩ロースとバラ肉を使用する。割合はかならず 6 対 4 。この配合が、肉の食感と脂の旨みのベストバランスだ。餡のつなぎとして使うのは、鯛のあらと鶏ガラから作った煮こごり。餃子をタレにつけなくてもよいくらい、旨みが濃くなる。

大連は今年で33年目になる。商店街だった店の前の通りも、時代の流れによって八百屋などが数軒残る程度になった。それでも店内は客の声が飛びかい、下町風情が色濃く残っている。

大連
住所:東京都大田区山王1-25-14
TEL:03-3776-7944
営業時間:11:30~14:00、17:00~22:00
休業日:火曜


肉を食べる快感を味わえるハンバーガー

京浜急行「大森町駅から徒歩1分。スキップ10秒」陽気な案内に誘われて訪れたハンバーガーとタコスの専門店「ロコフィ」。

ガラス扉からのぞく店内には、店主の宮川さんが集めたアメリカ雑貨がセンスよく飾られ、にぎやかな雰囲気。ロコフィのいちばん人気は「アボカドチーズバーガー」だ。ひときわ目立つ大きなパティには、アメリカ産牛の肩ロースとバラ肉を使用している。あらびきでかみごたえがあり、いかにも「肉を食べている!」という感じがする。

バラ肉を加えるのは、味に深みを与えるためなのだそう。パティをしっかりとホールドするバンズは、愛知県の専門店への特注品。小麦の甘さが肉の旨みを引き立てている。味つけは塩と胡椒だけだが、肉汁と野菜の水分、チーズの甘みが混じり合い、口の中で旨みが凝縮したソースへと変化した。

両手におさまりきらないサイズだが、ここは「がぶり」と食いつきたい。

ロコフィ
住所:東京都大田区大森西3-25-5 大森西ダイヤモンドマンション106
TEL:03-6423‐0085 
営業時間:1130~15:00、17:00~20:00(17:00以降はテイクアウトのみ。土曜・日曜は終日テイクアウトのみで、11:30~17:00での営業)
休み:月曜・火曜・祝日
http://www.locofee.com