新たなる日本酒の愉しみ方「e-tasting」で、極上銘柄 『而今(じこん)』を味わう幸せ

中田英寿が代表取締役を務める「JAPAN CRAFT SAKE COMPANY」が5月16日、自宅にいながら日本酒業界の盛り上げに貢献できる"STAY HOME"企画第二弾「SAKE(酒)×NOMY(学)」を実施した。ゲーテWEB編集部では、オンライン上で蔵元から直接学び、味わい、楽しめる日本酒のe-tastingを体験取材! 

"STAY HOME"で、乾杯!

「SAKE(酒)×NOMY(学)」では、毎回異なる日本酒の蔵元が招かれ、Zoomを使いながら、直接、日本酒や蔵にまつわるストーリーや歴史、日本酒造りの哲学などを学ぶことができる。withコロナの時代に日本酒業界を盛り上げるために"ステイホーム企画"として始まり、早くも世の日本酒ファンから大きな反響を呼んでいる。

イベント参加者60人には、事前にこの日のゲストである三重県に蔵を構える木屋正酒造合資会社より 『而今(じこん)』『高砂(たかさご)』という2本の日本酒(720ml)が届けられる。そして当日、ZoomのURLにログインすると、フリーアナウンサーの近藤淳子さんがMCを務める中で、木屋正酒造の大西唯克さんが三重の酒蔵からライブで参加。現在、日本のみならずグローバル規模で人気を誇る『而今』について 「酸が高くて、甘さもある。"フレッシュジューシー"を代表するお酒です。一番美味しいのは10℃ぐらい。アミノ酸が多いので、旨味のあるフォアグラ、カニ、エビ、あん肝などとよく合いますよ」と紹介してくれた。  

そして、画面に向かっていざ乾杯! 蔵元から直接、美味しい飲み方を教えてもらいながら磨き抜かれた日本酒を自宅で嗜むというのは、なんとも贅沢な気分になった。

MC近藤淳子さん(左)、木屋正酒造・大西唯克さん(右)と乾杯!

その後、誕生から200周年を期に復活した『高砂』についても、大西さんが説明。「初代から受け継いできた銘柄を次世代に引き継ぎたいという思いで造っています」と伝統銘柄に込めた思いを伝えつつ、「而今はお酒だけでも楽しめますが、高砂は香りや甘味をおさえた食中酒として造っています」と味の詳細を教えてくれた。

終盤には、三重県出身の歌手・Ms.OOJA(ミス・オオジャ)さんも特別参戦。「一番大好きなお酒である而今が地元の三重で造られているのは嬉しいです!」と"而今愛"を語るなど、 楽しいひと時をともに味わえた瞬間となった。

  三重県出身の歌手・Ms.OOJAも緊急参戦! 

最後に大西さんは、酒造りの哲学について「私が造るお酒が、而今のアイデンティティとなる。大量生産すると、その自分で造るという感覚がなくなってしまうと思います。私は酒屋さんや飲む方との心の関係を大事にしたいので、売れても増産するのは間違っていると思いますね」と熱弁。そのうえで、「このように、全国の蔵が思いを伝える機会はあるべきだと思っています。そして、コロナが終息した際には、またリアルでも一緒に飲みたいです。飲みましょう!!」という心強い言葉で締めくくった。

お酒の情報や蔵元の思いを聞きながら、日本酒を飲んだことによって自宅にいながらでも愉しさは上昇した。そして、酒造りに携わる大西さんの本音を聞いて「やっぱり外で仲間と一緒に飲みたい……」と私も思った。

『而今』とは仏教用語で「今の一瞬」の意で、過去や未来に囚われず今をただ精一杯に生きるという意味を込めて命名されたという。再び外で飲める日が来ることを祈りつつ、今できる選択肢の中で精一杯の生き方を求めなければ……。そんなことに思いを巡らせた人生初のオンラインテイスティングだった。

木屋正酒造合資会社
文政元年(1818 年)江戸中期に創業。 当時の風情を残した店舗兼主屋は登録有形文化財に指定されている。長らく「高砂」ブランドの酒を造り伊賀地方を中心に販売されていたが、すべての工程を見直して造られた新ブランド「而今」を2005年にリリース、全国地酒専門店に卸している。  
https://kiyashow.com/about.html  

参加者募集のお知らせ

限定60名! SAKE(日本酒)x NOMY(学)VOL.4 仙禽(株式会社せんきん)〜蔵元から直接学ぶ日本酒テイスティング〜
◆日時:2020年5月30日(土)16:00~17:30  ※終了時間は当日の進行次第で変動の可能性あり
◆蔵元:薄井一樹氏 株式会社せんきん http://senkin.co.jp/
◆参加人数:60名
◆参加費:¥15,000 SAKENOMY講座参加チケット+日本酒(720ml)3本
◆販売期間:2020年5月21日~5月28日
◆申し込み方法:PassMarketより事前に参加費を支払い、その際に入力したメールアドレス宛に「Zoom」のURLとパスワードが送付され、自宅に当日蔵元が紹介する厳選した日本酒3本(720ml)が届く。
◆参加蔵元:原料米のドメーヌ化、超自然派日本酒を現代に再現する「仙禽(せんきん)」は、江戸時代後期の文化3年(1806年)に栃木県さくら市に創業。「仙禽」とは、仙人に仕える鳥、「鶴」を意味し、この蔵の名前として代々受け継がれてきた。原料米を蔵の仕込み水と同じ水脈上にある田んぼから収穫するドメーヌ化を実現。土地の風土を生かしたテロワール重視の酒造りがコンセプトで、江戸時代の醸造方法を現代に再現している。「EDO STYLE(エドスタイル)」とし、完全酵母無添加・生もと造り・オーガニックの原料米・木桶を用いた、クラシック且つ、超自然派日本酒造りを行う。  

※公式サイト「Sakenomy」ならびに公式アプリでは、ほかにも、日本のトップシェフによる日本酒と一緒に楽しめる家庭料理を学べる動画コンテンツ「Chef’s Table」、さらに蔵元がオススメする「お取り寄せ逸品」なども近日公開予定。今後も全国の酒蔵を応援するために、さまざまなコンテンツを実施している。


Text=鈴木 悟(ゲーテWEB編集部)