難しいワイン選びの救世主、それがAmazonだ。ワインのeコマース最前線

今やお酒も手軽にeコマースで買えるご時世だが、ことワインにおいては、その特性上、選び方が難しいと考えられている。ワイン選びの極意をAmazonソムリエの原 深雪さんに聞いた。

Key1
Amazonソムリエに頼りきる

ワイン好きといえども、ワイン選びについてはいまいち自信が持てないもの。とはいえ、心置きなく、気軽に相談できる相手もなかなかいない。そこで現れた救世主が、Amazon ソムリエだ。eコマースでありながら専門店と同じように、専門知識豊富なソムリエが電話やメールで相談に乗ってくれるサービス。仕事が終わった後、休憩中、休日など、自分の都合のいい時に利用できる。

「Amazonのサイトでは、膨大な数のワインを取り揃えております。そのなかからご希望に合うワインを見つけるために、私たちに相談していただければ、お好みのワインをセレクトいたします」

ただその時、「美味しいワインが飲みたい」「プレゼントするワインを知りたい」とだけ、漠然と伝えてしまっては望みの答えは返ってこない。

「難しいことは抜きにして、せめてご予算、用途、種類という3点を教えていただけたらご期待に沿えるようなセレクトが可能になります。例えば、金額は1本2000円ほどで友人宅での食事の際に持っていくもの。そして食事はお魚がメインなど、わかる範囲で教えていただけるとありがたいですね」

また飲みたい! と思えるワインとの出合いをたぐり寄せるのは情報だということを肝に銘じたい。

How to use? 電話とEメールで問い合わせ
何度相談してもなんと無料! 2016年からスタートしたAmazonソムリエのサービスは、一度利用するとその便利さゆえリピーターが続出している。利用方法はいたってシンプルだ。ワイン商品ページで自身の電話番号を入力すると、Amazonから電話がかかってくる(月曜から金曜の12:00〜18:00祝祭日を除く)。また、営業時間外はメール(Amazonソムリエで検索後、ログイン)で問い合わせれば、お薦めワインとして、商品名・商品説明・URLが届く。

効率的なウェブ検索
1 スマホで「Amazon」を検索
2 検索キーワードで「ワイン」を検索
3 「絞り込み」で「食料・飲料・お酒」を選択
4 再度「絞り込み」で希望に合う内容を選択

的確に自分が欲しいものを検索する方法は、生産年やワインスコア等の絞り込みをひとつずつ丁寧に入れること。ウェブ検索窓に「ワイン 美味しい」は絶対NG。


Key2
定温管理を徹底するワインを検索

Amazonが自社で商品を仕入れて販売するリテール扱いのワインは「定温管理※」を徹底。20度以下を目安とした一定の温度帯で保管管理して、出荷梱包を行っているのだ。高価なワインにいたっては、さらに定温倉庫内のワインセラーで温度17度、湿度70%の環境で品質維持される。

「温度変化はワインの天敵。例えば、運送中、急激に温度が変化した場合、ワインの風味が劣化してしまうんです」

消費者に見えないからこそ、その品質管理の徹底は信頼感につながるというもの。

「定温管理されたワインを見つける際は、Amazonワインストアの絞り込み欄内にある“出品者”項目で“Amazon.co.jp”にチェックを入れて検索してくださいね」


Key3
ブランド名を冠したコラボこそ狙い目

毎月プロが美味しいワインを選んでくれて家に届けばいいのに! というユーザーの想いに応えたのが、「エノテカ」「My Wine Club」「ヴィノスやまざき」という名だたるワイン専門店が厳選したワインが毎月届く新サービス「Amazonワインクラブ」だ。

選べるコースは、赤ワイン・白ワイン・赤白スパークリング、プレミアムコースの4つで、期間は3ヵ月と6ヵ月の2パターンを用意する(本数はコースにより異なる)。セレクトは、定番や売れ筋アイテムなど多岐にわたる。

「今まで飲んだことのないワインと出合ったり、新しい好みを発見する機会にも。スパークリングは味の触れ幅が比較的少なく、試しやすいかもしれませんね」


Key4
日本初上陸のワインをいち早く手に入れる

その名も「winery direct」は、Amazonのバイヤーが各国のワイナリーからワインを直接買いつけるという新しい試み。世界各国の数十万銘柄から、「日常的に飲みやすく」「上質なもの」という基準でセレクト。世界的に有名なブランドワイナリーをはじめ、ブドウ作りから醸造まで行う小さな生産者から直輸入を行う。つまり、市場ではなかなか出回らない希少なワインにも巡り合える。現在はアメリカ、フランス、スペイン、イタリア、チリ、
アルゼンチンという6ヵ国の品揃え。もちろん、現地のワイナリーを出た瞬間から定温輸送の対象となる。

「Amazonでしか買えないワインも多数あるので、特別感を感じていただければ」

Miyuki Hara
Amazon ソムリエチームリーダー。1997年シニアワインアドバイザー(シニアソムリエ)資格取得。キッコーマン「女性のためのワインスクール」講師や東急本店和洋酒売り場仕入れ販売等の担当を務める。

Text=ゲーテWEB編集部 Photograph=滝川一真