「外食は確実に減る。どうしたら“行く理由のある店”に選ばれるか?」ワンダーテーブル秋元巳智雄

withコロナの時代、飲食店はどう変化していくのか。時代に先駆けて業界に新たな風を吹きこむ、レストラン経営者に話を聞いた。

過去の栄光に縛られない柔軟な精神性

「飲食店は大変な状況にありますが、ぼやいてばかりでは不安を煽るだけ。社員には、現在の経営状態を正直に伝えつつ、過去の栄光は忘れ、ゼロから積み上げていくことの楽しさを考えようと話しています」

そう語るのは、『ロウリーズ・ザ・プライムリブ』など人気レストランを多数展開するワンダーテーブル代表取締役社長の秋元巳智雄(あきもと・みちお)氏。

今後、確実に外食の機会は減る。だからこそ“行く理由がある店”に選ばれることがますます重要になると言う。

ワンダーテーブルのコロナ感染拡大防止への3つの取組み

「つまり顧客の心を動かし、摑むことです。それに必要なのは、マニュアルではなく、やりがいを感じ、想像力を駆使して自ら楽しんで仕事する人の力です」

ワンダーテーブルは、予約や顧客管理システムをフル活用し、来店回数や好みの傾向など顧客の情報を用いたサービスで実力をつけてきた。そのサービスをより丁寧に行うことでコロナ危機から挽回できるに違いない。

Michio Akimoto
1969年埼玉県生まれ。大学時代、アルバイトにして店舗のマネージャーを務める。卒業後は、ミュープランニングアンドオペレーターズに入社。’97年に富士汽船(現・ワンダーテーブル)に転職。2012年より現職。ブラジル料理『バルバッコア』など人気店を運営する。店舗の営業に関してはホームページより。

Text=藤田実子 Photograph=鈴木拓也