神戸のグルメ激戦地・三宮の新店「天ぷら料理 花歩」で心のこもった天ぷらコースを

神戸の中心地・三宮。そのなかでも、ひときわ賑わいのある東門街の目の前に今年の7月天ぷら店がオープンした。ミシュラン星つきのレストランがひしめく場所に誕生した話題の天ぷら店を紹介する。


今しか食べられない、旬の素材を天ぷらで楽しむ

店内に足を踏み入れてまず目に入るのが、樹齢220年の檜の一枚板のカウンターと真っ赤な椅子。カウンターを枝、椅子を花に見立て、ゲストを華やかに出迎える。

料理長は、ホーテルオークラ神戸の日本料理『山里』で研鑽を積んだ、真田篤史氏。「お客様にくつろいでもらえる空間で、料理を通して四季を感じてもらいたい」と話す真田氏の工夫は随所に見られる。席は1席ごとにゆったりと配置。客席から調理の様子も楽しめるようにとカウンターから調理場を見渡せる設えになっている。また2室用意されている個室も、天ぷらの間に供される箸休めの仕上げや焼き物の調理など可能な限り目の前で行うように心がけているという。

料理は、¥15,000のおまかせコース一本のみ。コースは、その日に提供する魚や野菜などのネタをゲストに披露することからスタートする。旬の魚と野菜を活かした天ぷらやお椀、〆、デザートなど全15品で構成され、9月は、秋の味覚の松茸や太刀魚、穴子、銀杏などの天ぷらをコースで楽しめる。

揚げたての天ぷらは、鮨屋の主人が刷毛で鮨に醤油を塗って出すように、刷毛でそれぞれのネタに合った塩を丁寧にまぶして提供。これは、塩をつけすぎることで、素材の味が損なわれないように、という真田氏の心遣いによるもの。

例えば、海老の天ぷらには淡雪のような見た目の「淡雪塩」を。天ぷら全体にまぶされているが、他の塩より塩分濃度が低く、口に入れると海老の旨味と柔らかな塩味が見事に調和する。ほかにも特別にブレンドしたカレー塩や雪塩、何もつけずに味わうネタもあったりと、バラエティ豊かにゲストを楽しませる。

コースの〆のご飯は、サックリとした天ぷらに合う粒が大きい山形県のつや姫を使用。ゲストは土鍋で炊いたご飯を天丼や天茶などさまざまな形にしていただくことができる。

神戸を訪れた際は、「天ぷら料理 花歩」の細やかな気遣いが行き届いた空間で、真田氏の心のこもった絶品の天ぷらを味わいたい。


Tenpuraryori Kaho
住所:兵庫県神戸市中央区中山手通1-25-6 ラ・ドルレイ神戸三宮ビル4F
TEL:078-231-5555
営業時間:18:00~23:00(完全予約制)
休み:日曜(月曜祝日の場合は営業、月曜休み)
席:カウンター12席、個室2室(2〜8名)
料理:おまかせコース¥15,000(税・サ込み)


Text=小林真利子(ゲーテWEB編集部)